AllocationTypeディメンション

AllocationTypeディメンションは、直接配賦データと配賦系統データの両方を保管するために使用します。

レポートを作成する場合、AllocationTypeディメンションを使用して、取得する配賦データのタイプを指定できます。

注:

必要であれば、AllocationTypeタイプのディメンションに別の名前を指定できます。

ユーザーがウィザードを使用してアプリケーションを作成し、「ローカル・ディメンションの自動作成」を選択すると、AllocationTypeディメンションは自動的に生成されます。「ブランク・アプリケーションの作成」を選択する場合、ユーザー独自のディメンションを作成し、AllocationTypeディメンション・タイプを選択する必要があります。

このディメンションは変更できず、Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementでは表示されません。

Profitability and Cost Managementによって作成されるOracle Essbaseアウトラインでは、AllocationTypeディメンションには次のメンバーが含まれます:

  • AllAllocationsには、次の子メンバーが含まれます:

    • DirectAllocationには、モデル内で指定したソース交差と宛先交差間で直接配賦された計算済データが保管されます。直接配賦は、ユーザーによって割当として定義される必要があります。

    • GenealogyAllocationには、モデル内の様々な関連交差間の間接リンクで計算された配賦系統が保管されます。

      系統配賦は、ユーザーによって直接は定義されませんが、複数の直接配賦のために存在します。たとえば、A-B-C配賦系統データが存在するのは、AからB(A-B)およびBからC(B-C)への直接配賦が存在するためです。

  • SysAllocVar1には、仮想リンクでのステージ内割当の値が保管されます。この値は、同じステージの別のノードに配賦されており、DirectAllocationメンバーですでに使用可能な値の一部です。

  • SysAllocVar2は、DirectAllocationGenealogy AllocationおよびSysAllocVar1のソース・リンクの合計を取得するために使用されます。

  • SysAllocVar3には、システム内で使用される計算済系統データが保管されます。このメンバーは、レポートには使用しないでください。

  • TotalAllocationは、DirectAllocationGenealogyAllocation,およびSysAllocVar3のソース・リンクの合計を動的に計算します。

  • IndirectAllocationは、GenealogyAllocationおよびSysAllocVar3のソース・リンクの合計を動的に計算します。

注意:

このディメンションのシステム・メンバーは編集しないでください。変更を行うと、データの損失やモデルの破損が生じる可能性があります。