ビジネス・ディメンション

ビジネス・ディメンションは、製品、顧客、地域、従業員など、モデルの各ステージ内のビジネス固有のオブジェクトを示します。

ビジネス・ディメンションは、次のディメンション・タイプの一部または全部を使用し、1つ以上のステージまたはモデルに適用される場合があります:

  • 汎用

  • 勘定科目

  • エンティティ

Oracle Essbaseアウトラインがデプロイされると、Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementアプリケーションでビジネス・ディメンションがタイプのない基本ディメンションまたは汎用ディメンションとして作成されます。この機能を使用すると、Profitability and Cost Managementで、Oracle Hyperion Planningなどの他のアプリケーションで定義されているディメンション・メンバーおよび階層を再使用できます。

注:

このディメンション・タイプは、集約ストレージ・アウトラインには適用されません。

ビジネス・ディメンションを作成する場合、次の要件が適用されます:

  • ディメンションのGen1メンバーの次のプロパティはLABEL_ONLYに設定する必要があります:

    • DataStorage(BSO)

    • DataStorage(ASO)

  • 通常、Gen1ディメンション名の下にある最初の世代2の子は、Allメンバーに設定されます。たとえば、Departmentsディメンションの場合はAllDepartmentsになります。

    プライマリ階層は、最初の世代2の子の下でホストされます。割当モデリングでは最初の世代2階層のみが使用され、この階層に共有メンバーを含めることはできません。

  • 追加の世代2メンバーは代替階層をホストできますが、これらの階層は割当モデリングでは使用されません。ディメンションが代替階層をホストする場合は、ディメンションの階層タイプを「使用可能」に設定し、最初の世代2メンバーの階層タイプを「保管済」、共有メンバーを含む代替階層の世代2メンバーを「動的」に設定します

    これらの代替階層は、Profitability and Cost Managementモデリング画面には表示されず、Essbaseでのみ表示できます。

  • NoMemberメンバーが必要です。階層内の最後の世代2の子は常にNoMemberであるとともに、集計がIGNORE (~)に設定されている必要があります。