Profitability and Cost ManagementEssbaseマスター・キューブの作成

管理者または適切なセキュリティ・プロビジョニングを持つその他のユーザーは、Oracle Essbaseマスター・キューブでディメンションおよびディメンション・メンバーを作成できます。

その後、これらはProfitabilityアプリケーション・コンソールのOracle Hyperion Profitability and Cost Managementアプリケーションにインポートされます。マスター・キューブはASOアプリケーションです。同じマスター・キューブを使用して複数のProfitability and Cost Managementアプリケーションを作成できます。アプリケーション・タイプ(「標準」、「詳細」または「管理元帳」)は、アプリケーションを作成するときにコンソールで設定されます。 Essbaseマスター・キューブからは取得されません。

この項では、Profitabilityアプリケーション・コンソールで使用するEssbaseマスター・キューブを作成する方法を説明します。かわりにフラット・ファイルを使用するには、管理元帳Profitabilityアプリケーションを作成および更新するためのテンプレートおよびフラット・ファイルの作成を参照してください。

Essbaseマスター・キューブを作成するには:

  1. 次に示す、アプリケーション用のディメンションおよびメンバーを生成するガイドラインを使用して、Profitability and Cost Managementアプリケーション用のEssbaseマスター・データベースを作成します。

    Essbaseでアプリケーションおよびデータベースを作成する詳細な手順は、Oracle Essbaseデータベース管理者ガイドを参照してください。

    注意:

    Essbaseマスター・データベース名はEssbaseマスター・キューブ名と同じである必要があります。これらの名前が異なる場合、Profitabilityアプリケーション・コンソールを使用してデプロイする際にディメンションを更新できません。

  2. Profitability and Cost Managementアプリケーションを作成するユーザーは、管理者(またはアプリケーション作成プロビジョニングを持つ他のユーザー)としてプロビジョニングされていることを確認してください。

  3. Profitability and Cost Managementアプリケーションを作成します。

注意:

Essbaseマスター・キューブのディメンションを削除する、またはその名前を変更する場合、それらのディメンションを参照する、すでにデプロイ済のProfitability and Cost Managementアプリケーションでは、ディメンションを正しく更新できなくなります。つまり、ディメンション・タイプを定義するUDAは方法にかかわらず変更しないでください。ディメンションを削除または名前を変更する場合、既存のProfitability and Cost Managementアプリケーションを引き続き必要に応じて更新できるように、別のEssbaseマスター・データベースの作成を検討してください。事前更新分析オプションの既存の検証では、これらのケースはレポートされません。

注:

Essbaseマスター・キューブをデプロイするときに、ASOディメンション・メンバーとそのプロパティ(ASOの「ストレージ・タイプ」、ASOの「式」、「階層タイプ」など)は、Essbaseに自動的に読み込まれます。手動の操作は不要です。

BSO特有のディメンションおよびメンバー・プロパティはデプロイメント中に自動的に読み込まれます。これを管理するには、BSOディメンション・メンバーおよびプロパティ(「式」、「データ・ストレージ」、「ディメンション・ストレージ・タイプ」など)のユーザー定義の属性ディメンション(UDA)を作成して、BSOデータベースとEssbaseを連携する必要があります。

注:

マスター・キューブ・メソッドを使用して作成された標準アプリケーションまたは詳細アプリケーションが複製されている場合、複製されたアプリケーションのキューブをEssbaseに正常にデプロイするには、事前にProfitability and Cost Managementサービスを再起動しておく必要があります。