4 標準Profitabilityの製品アーキテクチャの理解

Oracle Hyperion Enterprise Performance Management WorkspaceからアクセスするOracle Hyperion Profitability and Cost Managementは、Oracle Essbaseの最上位に位置する分析ツールです。ビジネス・ユーザーは、このアプリケーションを使用して、収益性および費用管理を目的としてビジネスをモデリングできます。このモデル情報を使用することにより、スクリプト言語を理解しなくても、収益性および費用分析用として調整可能なEssbaseデータベースを作成できます。

Profitability and Cost Managementでは、アプリケーション・メタデータとセキュリティの一元管理にProfitabilityアプリケーション・コンソールを活用しています。

アプリケーション管理者は、Profitability and Cost Managementのディメンションを使用します。ユーザー・アクセスは、Oracle Hyperion Shared Servicesを使用して一元的に管理されます。ディメンション・メタデータは、準備が整うと、Profitability and Cost Managementアプリケーションまたはモデルにデプロイされます。

モデル設計には、モデルのEssbaseコンポーネントに必要なEssbaseのアウトラインおよび計算スクリプトを生成するのに必要な情報が含まれます。各モデルは、次のデータベースにアクセスする必要があります:

• ディメンション・メタデータを含む、モデル設計を保管するリレーショナル・データベース

• 計算データベース(BSO)およびレポート・データベース(ASO)を含むEssbaseデータベース。

  注:

  複数のモデルを保管するのに必要なデータベースは1つのみです。

レポート用データベースの結果は、Oracle Hyperion Financial ReportingやOracle Smart View for Officeなどのレポートおよび分析ツールで表示できます。