5 標準Profitabilityでのデータベースの操作

Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementにはリレーショナル・データベースとOracle Essbaseデータベースの両方が必要です。これらのデータベースおよび接続情報の詳細は、アプリケーションの「モデルの要約」の「システム情報」タブで指定します。詳細は、Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementユーザー・ガイドを参照してください。

アプリケーションを作成すると、Profitability and Cost Managementのリレーショナル・データベースに表と適切な値が移入されます。Essbaseアプリケーションは、モデルのデプロイメント中にProfitability and Cost Managementに作成されます。各データベースには、表5-1に示すように特定の情報が保管されます。

表5-1 Profitability and Cost Managementのデータベース

データベース・タイプ 保管される情報のタイプ
Essbase
  • ディメンション階層

  • 費用データ

  • 収益データ

  • ドライバ・データ

  • 通貨レート

  • 計算スクリプト

製品リレーショナル・データベース

  • ディメンション

  • ステージ定義

  • POV定義

  • ドライバ定義

  • ドライバの選択

  • 割当

  • 割当ルール

  • 割当ルールの選択

  • モデル・プリファレンス

Profitability and Cost Managementでは、リレーショナル・データベースに定義されているドライバの定義、ドライバの選択および割当の情報を使用して、Essbaseアプリケーションで計算スクリプトを作成します。この計算スクリプトは、必要なデータ配賦を実行します。