管理元帳のディメンションについて

Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementは、Oracle Essbaseで作成されたディメンションとメンバー、およびProfitabilityアプリケーション・コンソールを使用して、ビジネス・モデルの様々な構造要素を表します。

ディメンション・タイプは、事前定義された機能を使用可能にするディメンション・プロパティです。ディメンション・タイプの特定の特性により、ディメンションの動作と機能を管理します。Profitability and Cost Managementおよび他のOracle Hyperion Enterprise Performance Management Workspace製品で特定のディメンション・タイプを共有できるため、様々な製品のディメンションの機能を活用できます。

管理元帳Profitabilityアプリケーションには次のディメンションがあります。

管理元帳ディメンションの要件

データベース・アウトラインは、モデルのデータ構造を提供し、計算指示や式を含んでいます。Essbaseアウトラインのディメンションは階層型です。データはディメンションの交差に格納されます。次に管理元帳Profitabilityディメンションの要件を示します。

  • アプリケーションまたはモデルは少なくとも1つのPOVディメンションを含む必要があり、4つまでPOVディメンションを含むことができます。

  • アプリケーションは、ルールという名前のシステム・ディメンションを1つのみ含む必要があります。

    ユーザーは、ルール・ディメンションの変更やメンバーの追加を行うことができます(たとえば、R1001からR1500)。オプションで、このディメンションを編集することもできます。ルール・ディメンションの計算プログラム・メンバーは編集できません。

  • アプリケーションは、残高という名前のシステム・ディメンションを1つのみ含む必要があります。

    残高ディメンションのシステム・ディメンション・メンバーは編集できません。ただし、ユーザーがかわりの階層を追加することはできます。

  • 少なくとも1つのビジネス・ディメンションで、重複したメンバーがプライマリ階層に含まれないようにする必要があります。

    注意:

    同じディメンション内でメンバーを繰り返すことはできません。ただし、複数のディメンションであればメンバーを繰り返すことができます。

図5-1に、Essbaseコンソールに表示されている、管理元帳ProfitabilityデータベースのEssbaseアウトラインの例を示します。

図5-1 管理元帳ProfitabilityデータベースのEssbaseアウトライン


複数のディメンションが1つの階層を形成します。ディメンションを展開すると、ディメンション・メンバーが表示されます。

注:

リリース11.2.15以降では、Essbase 21c Webコンソール・アウトライン画面を使用してください。