アプリケーション・ディメンションの更新

デプロイ元が「ネイティブ」のアプリケーションでディメンションまたはディメンション・メンバーへの変更が必要な場合(追加、削除、変更、名前変更など)、Oracle Essbaseマスター・キューブでディメンションを更新してから、Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementアプリケーションを更新する必要があります。

注意:

Essbaseマスター・キューブでディメンションを削除または名前を変更する場合、既存のProfitability and Cost Managementアプリケーションを引き続き必要に応じて更新できるように、別のEssbaseマスター・キューブの作成を検討してください。また、Essbaseマスター・キューブ・データベースの名前が基となるProfitability and Cost Managementアプリケーションの名前と同じでない場合、Profitabilityアプリケーション・コンソールを使用してディメンションを更新することはできません。

Profitabilityアプリケーション・コンソールを使用してディメンションを更新するたびに、ジョブ・ライブラリにジョブ・エントリが自動的に作成され、アプリケーションの検証と更新が行われます。

Profitabilityアプリケーション・コンソールで作成されたProfitabilityアプリケーションのEssbaseディメンションを更新するには:

  1. Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Workspaceから、「ナビゲート」「管理」「Profitabilityアプリケーション」の順に選択します。
  2. 「アプリケーション」タブで、更新するディメンションおよびディメンション・メンバーを含むアプリケーションを選択します。
  3. 「アクション」「ディメンションの更新」の順に選択します。

    通常は、更新前分析を実行してから、「ディメンションの更新」を選択します。

  4. オプション: 「更新前分析」の下で「ディメンションの検証」を選択し、各変更が有効であることを検証します。このオプションは、ディメンションを更新しません。すべてのディメンションが選択されると、このオプションはアプリケーション・レベルのディメンションの検証も実行します。

    検証エラーおよび影響分析の結果が「ジョブ・ライブラリ」に表示されます。

  5. オプション: 「事前更新分析」の下で「影響分析」を選択し、デプロイ中のモデルとProfitability and Cost Managementの既存のモデル間の比較を実行します。「影響分析」を選択すると、「ディメンションの検証」オプションが自動的に選択されます。

    次の情報が表示されます:

    • 新しいメンバー

    • 削除されたメンバー

    • 親の再設定メンバー

    • Level0を持つメンバーの変更

    • モデル・アーティファクトの参照に関する影響

    検証エラーおよび影響分析の結果が「ジョブ・ライブラリ」に表示されます。

  6. オプション: 「ディメンションの更新」を選択し、変更が含まれる選択したディメンションを更新します。
  7. 「ディメンション」で、次のいずれかを実行します。
    • 「デプロイ元」「ネイティブ」のアプリケーションを更新する場合、更新するディメンションを選択します。

      注:

      選択されていないディメンション・メンバーが以前は含まれていた場合は、省略されるか削除されます。

    • フラット・ファイルを使用して「デプロイ元」「ネイティブ」管理元帳アプリケーションにディメンションを追加または更新する場合、更新するディメンション用のフラット・ファイルを参照して選択します。

  8. 「OK」をクリックします。例外がある場合は、ジョブ・ライブラリに報告されます。

    「更新前分析」を選択した場合、変更されたディメンションは検証されますが更新されません。

    「ディメンションの更新」を選択した場合、ディメンションの選択に応じて、選択したディメンション・メンバーが追加、更新または削除されるか、選択したフラット・ファイルがインポートされます。

注:

フラット・ファイルで更新する場合、すべてのフラット・ファイルがインポートされるまで、必要なステップを繰り返します。「検証および使用可能化」オプションを使用して、ファイルが正常にインポートされたことを確認します。