標準Profitability 割当ルールの操作

割当では配賦結果を渡す方向を指定します。

同じパラメータを使用する複数の割当がモデルに含まれていることがよくあります。類似する複数の割当を簡単に作成するには、割当パラメータを指定する割当ルールを作成し、再利用します。

割当ルールは、単一の宛先ステージのメンバー・セットおよびオプションのフィルタ・セットの集合です。フィルタは、ディメンションに適用される条件の集合です。次の1つ以上の条件に基づいて、ルールが作成されます:

  • ディメンション階層の特定のブランチ内のメンバーシップ

  • メンバー名

  • メンバーの別名

  • UDA (ユーザー定義の属性)

  • 属性の関連付け

割当ルールで戻される宛先は、宛先ステージにある全ディメンションのレベル0メンバーの外積です。このメンバーは、ルールに適用されたフィルタ基準を満たしています。

割当ルールは個々の割当を多数作成したり管理する労力を削減する一方、時間経過によるメタデータの変更にも対応しています。これにより、ルール定義で取り込んだ元のビジネス・ロジックが正しい割当関係を継続して生成できるようになります。

次のオプションを使用して、割当ルールを作成できます:

  • 単一の宛先ステージについて、特定のメンバー・セットおよびオプションのフィルタ・セットを定義します。

  • 計算スクリプトの生成時に宛先ステージのディメンション・メンバーを、選択したソースに置換する、「ソースと同じ」割当ルールを定義します。「ソースと同じ」割当ルールの作成を参照してください。

モデルにおいて、割当ルールの定義はすべてのPOVで同一です。ステージング表HPM_STG_ASGN_RULE_SELを使用してOracle Hyperion Profitability and Cost Managementに割当ルールの選択内容をインポートできます。Oracle Hyperion Profitability and Cost Management管理者ガイドの標準Profitabilityのインポート・ステージング表に関する項を参照してください。

割当ルールの作成および管理には、次のような2つのオプションを使用できます:

  • 割当ルールを作成してソースに適用するには、割当ルール・ウィザードの使用を参照してください

  • 割当ルールを作成および管理したり、割当ルールの完全なリストを簡単に表示するには、「割当ルールの定義」画面の使用を参照してください。このオプションでは、ルールをソースに適用できませんので注意してください。