詳細Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementでは、データを入力して完全新規のアプリケーションを作成するかわりに、既存のデータベース表をアプリケーションのデータ・ソースとして使用することができます。
既存の表を効果的に使用するには、モデル・データの登録プロセスを通じて、詳細Profitability and Cost Managementアプリケーションにマッピングする必要があります。データベース表またはビューを登録してアプリケーション内で使用することも、既存の登録を編集または削除することもできます。
注意:
「モデル・データの登録」は、データベースの概念をよく理解していて経験もあり、顧客のモデル・データについても実務知識を有しているデータベース管理者、またはシステム管理者が実行することをお薦めします。
詳細Profitabilityモデルに含まれるのは、2つのステージのみです。表の登録に必要な最初のステップは、ソース・ステージと宛先ステージのメジャー・ディメンションを選択することです。アプリケーションのソース・メジャー・ディメンションまたは宛先メジャー・ディメンションとして使用できるのは、通常または汎用のビジネス・ディメンションのみです。ビジネス・データの構造に応じて、ソース・ステージと宛先ステージの両方に同じメジャー・ディメンションを使用することも、ステージごとに別のメジャー・ディメンションを使用することもできます。
登録されるすべてのソース・ステージ表と、その結合された参照表は、ソース・メジャー・ディメンションを使用します。
登録されるすべての宛先ステージ表と、その結合された参照表は、宛先メジャー・ディメンションを使用します。
モデル・データ・スキーマで作成されているビューも登録できます:
任意のビューのソース・ステージ表と参照表を登録できます
宛先ステージ表は、結合のない単純な更新可能ビューのみを登録できます。
注意:
ビューによって参照される表は、どのスキーマにあってもかまいませんが、Profitability and Cost Managementの製品スキーマに登録する各表から、必要なデータベース・アクセス権を発行する必要があります。Oracle Hyperion Profitability and Cost Management管理者ガイドを参照してください。
「モデル・データの登録」を使用して、ソース・ステージと宛先ステージに割り当てられる表を識別し、その表の列をProfitabilityアプリケーション・コンソールのアプリケーションに定義したメジャーおよびディメンションにマッピングします。各列を登録するとき、次のいずれかのタイプに割り当てます。
管理対象POVディメンション - Profitabilityアプリケーション・コンソールで管理されます
管理対象ディメンション - Profitabilityアプリケーション・コンソールで管理されます。これらはビジネス・ディメンションです。
管理対象でないディメンション – Profitabilityアプリケーション・コンソールで管理されませんが、選択したモデル・データ・スキーマには存在するディメンション。
メジャー - 選択したソースおよび宛先のメジャー・ディメンションのメンバー
監査列:
監査: 最終変更者
監査: 最終変更日
管理対象ディメンションと管理対象POVディメンションは、直接マッピングできます。管理対象でないディメンションは、ID、日付、監査情報、きわめて大きなディメンションなど、配賦に必要ですがProfitabilityアプリケーション・コンソールによって管理されないディメンションです。これらもシステムによって識別されるように、マップする必要があります。これらの列には、宛先割当ルールのデータ・フィルタ内でアクセスできます。
ソースまたは宛先ステージの表に参照表を結合すると、論理的な「ステージ・ビジネス・オブジェクト」を生成できます。これは、メインのステージ表では直接使用できないメジャーおよびディメンションの列または値を含むように拡張できるオブジェクトです。Profitability and Cost Managementの管理者は、モデル・データ登録で結合定義を設定する必要があります。
次の項を参照してください: