管理元帳モデルのモデル検証分析の実行

管理元帳Profitabilityモデルがデプロイされた後で、モデル・アーティファクトで使用されるディメンションが削除または名前変更されると、そのモデルが無効になることがあります。

ディメンション・モデルの変更によって影響を受ける可能性があるアーティファクトは、プログラム、ルール・セット、ルール、モデル・ビューおよびSmart View問合せです。

これらのアーティファクトを参照しているため、無効な条件が発生した場合にエラーが表示されるプロセスおよびタスク領域は、LCMエクスポート、「モデル検証」、「計算」、「ルールの管理」、「問合せの管理」および「モデル・ビュー」です。

検証エラーが表示された場合は、「モデル検証」タスク領域でさらに学習できます。

検証エラーを確認して分析するには:

  1. 開いている管理元帳モデルの「モデル検証」タスク領域で「検証」を選択します。
  2. 「モデル検証」領域でPOVの情報(「年」「期間」および「シナリオ」など)を入力して、「実行」をクリックします。

    エラーがある場合は「モデル検証」の表に表示されます。デフォルトのタブは、ルール・セットとルールのタブです(図11-5)。

    図11-5 「ルール・セットとルール」領域のモデル検証結果


    この画面には、POV、レポート・パラメータ、「アクション」メニュー、「表示」メニュー、メニューに対応するボタン、エラー・タイプ、ルールまたはルール・セット名、ルール番号、ステータス、エラー説明の例が含まれます。

    ルール・セットとルールに関するこのエラー表には、次の情報が含まれます。

    • エラーのタイプ(場所) — グローバル・コンテキスト、ルール・セット・コンテキスト、ルール・ソース、ルール宛先、ルール・ドライバまたはルール・オフセット。

    • 関連するルールまたはルール・セットの名前と番号

    • ルールまたはルール・セットのステータス(通常は「使用不可」)

    • エラーの説明

  3. 「モデル・ビュー」タブと「問合せ」タブを確認します。タブを表示して「実行」をクリックします。

    これらのタブはすべてのPOVに対応することに注意してください。そのため、POVを選択する必要はありません。

  4. すべてのタブでエラーがあるかどうか確認します。「Excelにエクスポート」ボタンをクリックするか、「アクション」「Excelにエクスポート」の順に選択すると、表のデータをMicrosoft Excelファイルにエクスポートできます。
  5. エラーを修正して再検証します。

注:

ルール・セットおよびルールのエラーは「ルールの管理」タスク領域で修正できます(管理元帳のPOVのルール・セットの操作)。ルールに無効なメンバーが含まれる場合は、ルールを選択して「保存」ボタンをクリックすると削除できます。

セキュリティの役割により、Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Workspaceに管理者としてログインできる場合は、デプロイ済のアプリケーションの検証やディメンション変更の影響分析の実行も行うことができます。詳細は、Oracle Hyperion Profitability and Cost Management管理者ガイドを参照してください。