モデリング・プロセス

モデルを構築する前に、Profitabilityアプリケーション・コンソールを使用してディメンションとメンバーを定義し、データベース・アウトライン、つまりモデルの各ステージ内のメイン・オブジェクトを構築する必要があります。

配賦に必要な財務データやその他のデータは、管理元帳の場合はOracle Essbaseのマルチディメンショナル・データベースにインポートされ、詳細Profitabilityの場合は既存のリレーショナル・データベースからインポートされます。

ディメンションを定義後、製品またはサービスに必要な配賦のネットワークを表すカスタマイズしたモデルをOracle Hyperion Profitability and Cost Managementで構築できます。

モデルにおいて、割り当てるドライバで、標準の式かカスタマイズした式を使用してデータの計算方法を指定します。計算フローは割当によって制御されます。割当を使用することで、費用と収益の配賦を正確に反映でき、収益性を計算できます。次に、モデルの構造と整合性を検証します。モデルを使用して、インポートした財務データを計算し、パフォーマンス・メトリックや収益性レポートを生成します。

有効なモデルの作成後、このモデルの別のバージョンまたはシナリオを作成して、提案する変更の最終結果への影響を評価できます。

要件の分析は、アプリケーションおよびモデルを設計する際の重要な部分です。モデリング・プロセスの詳細は、管理元帳モデルを設計および作成するステップ、および詳細Profitabilityモデル作成のステップを参照してください。

セキュリティ役割は、Profitability and Cost Managementで実行できるタスクを決定します。たとえば、すべてのユーザーがアプリケーションを作成できるわけではありませんが、ほとんどのユーザーはモデルを作成できます。セキュリティに関する質問は、システム管理者に確認してください。

Profitability and Cost Managementの導入方法の詳細は、次の項を参照してください:

Profitability and Cost Managementがインストールされている場合は、モデルを構築する前にアプリケーションを作成する必要があります。詳細は、Profitability and Cost Managementアプリケーションの作成を参照してください。