標準Profitability and Cost Managementアプリケーションについて

標準Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementモデルを使用すると、モデル全体の直接のコントリビューション・データをモニターおよび制御できます。

費用および収益の両方について入力金額、費用と収益のフロー、資金の最終的な宛先を追跡することによって、リソースを最大限に活用し収益性を簡単に示すことができるようにします。計算結果は個々のコスト・センターまたは勘定科目に転記されます。

標準Profitability and Cost Managementモデルのデータは、Oracle Essbaseマルチディメンショナル・データベースとリレーショナル・データベースの両方に格納されます。Profitabilityアプリケーション・コンソールでモデルを作成し、ディメンションおよびディメンション・メンバーを使用して組織内の勘定科目、活動および操作の階層を定義します。AllocationTypeディメンションは、Profitabilityアプリケーション・コンソールからインポートされます。このディメンションを使用して、費用および収益を正しく配賦したり、直接配賦および配賦系統を保管します。

標準Profitability and Cost Managementにアプリケーションをデプロイした後、モデルを構築し、特定の費用と収益の配賦への資金のフローを生成するドライバおよび割当を作成します。モデルは、ステージごとに3つのディメンションを持つ最大9つのステージを使用して構築されます。ステージごとの配賦は、ドライバおよび割当で指定する計算と式に基づいて次の段階に渡されます。組織の実際のフローを反映するように、配賦はステージ間で渡す(ステージ間配賦)ことも、ステージをスキップすることも、あるいは同じステージ内で反復する配賦を含める(ステージ内配賦)こともできます。

視点(POV)は、モデルの特定のインスタンスを表し、POVを使用して異なるバージョンのモデルを表示または計算することができます。たとえば、異なる月または四半期の値を表示する、予算と実績を比較する、または最終損益に対する様々な影響を測定するためにシナリオを再生することなどが可能です。

すべての配賦が計上されたことを確認するために、作成したモデルは検証され、計算がステージごとに貸借一致されます。

計算データベースおよびレポートをデプロイして、モデルを計算し結果を分析します。

標準Profitabilityアプリケーションの作成および使用の詳細は、標準Profitabilityモデルの概要を参照してください。