ライフサイクル管理のレポート

注:

この項で説明するレポートに加えて、Oracle Hyperion Shared Servicesではプロビジョニング・レポート、セキュリティ・レポートおよび構成レポートも生成されます。これらのレポートについては、Oracle Enterprise Performance Management Systemユーザー・セキュリティ管理ガイドで説明されています。

移行ステータス・レポート

LCM管理者は、移行ステータス・レポートを表示してすべての移行のステータスを確認できます。

  • 処理中 - 移行の処理中です。

  • 完了 - すべてのアーティファクトが正常に移行されました。

  • 警告付きで完了—すべてのアーティファクトが正常に移行されましたが、調査が必要となる可能性がある問題があります。

  • 失敗 - 一部のアーティファクトが移行されませんでした。

注:

移行のステータスが「警告付きで完了」または「失敗」の場合は、ステータスをクリックして移行の詳細を確認します。移行の詳細は、「処理中」または「完了」の移行では表示できません。

移行ステータスを表示するには:

  1. Oracle Hyperion Shared Services Consoleを起動します。

    Shared Services Consoleの起動を参照してください。

  2. 「管理」から、「移行ステータス・レポート」を選択します。

    各移行に関する次の情報を表示できます。

    • ユーザー

    • ソース

    • 宛先

    • 開始時間

    • 完了時間

    • 期間

    • ステータス - 「処理中」、「完了」、「警告付きで完了」または「失敗」

      注:

      ソース - 宛先列の進捗インディケータには、「処理中」の移行で処理されるアーティファクト数が示されます。

  3. 移行のステータスが「警告付きで完了」または「失敗」の場合は、「ステータス」列のハイパーリンクをクリックすると、次の移行の詳細を確認できます:

    • ソースと宛先のアプリケーション

    • アーティファクト・パス

    • アーティファクト名

    • メッセージ・タイプ(エラーまたは警告)

    • メッセージ

  4. 移行ステータス・レポートを再生成するには、「リフレッシュ」をクリックします。

  5. 移行ステータス・レポートを閉じるには、「取消し」をクリックします。

アプリケーション監査レポート

アプリケーション監査レポートには、Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemライフサイクル管理を使用してインポートまたはエクスポートされたアーティファクトの情報が表示されます。Shared Services管理者のみが、監査レポートを生成および表示できます。LCM管理者は監査タスクを実行できません。

監査は、監査レポートを生成する前に使用可能にする必要があります。監査を使用可能にするには、Shared Services Consoleを起動し、「管理」「監査の構成」を選択して、「監査の使用可能」チェック・ボックスを選択します。

監査を使用可能にすると、アプリケーション・レベルまたはアプリケーション・グループ・レベルで監査レポートを生成できるようになります。ライフサイクル管理で実行されたすべてのアクションは、アプリケーション監査レポートに記録され、どのアーティファクトが移行され、いつ移行されたかが追跡されます。レポートは外部ファイルにエクスポートできます。

アプリケーション監査レポートを生成するには:

  1. Shared Services Consoleを起動します。

    Shared Services Consoleの起動を参照してください。

  2. 「管理」「監査レポート」を選択してから、「アプリケーション監査レポート」を選択します。

    アプリケーション監査レポートが表示されます。

  3. レポート・パラメータを入力します:

    • 実行者-レポートを生成するユーザーを選択するか、すべてのユーザーを選択します。

    • 実行された期間 - レポートを実行する期間を選択します。

      • 5日 - 過去5日間のイベント

      • 10日 - 過去10日間のイベント

      • 15日 - 過去15日間のイベント

      • 20日 - 過去20日間のイベント

      • 25日 - 過去25日間のイベント

      • 30日 - 過去30日間のイベント

      • 日付範囲 - 指定した日付範囲内(指定した日付を含む)のイベント

  4. レポートを表示するには、「レポートの表示」をクリックします。

  5. レポートをCSVファイル・フォーマットで表示または保存するには、「エクスポート」をクリックします。

  6. レポートを閉じるには「閉じる」をクリックします。

アーティファクトの変更レポート

アーティファクトの変更レポートでは、Oracle Enterprise Performance Management System内のアーティファクトに対して行われた変更を識別します。このレポートには、アプリケーション・グループ、アプリケーション、アーティファクト名、アーティファクト・タイプ、変更されたユーザー、変更日、およびアーティファクト・パスが示されます。アーティファクト変更レポートを作成する場合は、アーティファクト名、アーティファクト・タイプ、変更ユーザー、開始日、終了日の各属性に基づいて結果をフィルタ処理できます。

アーティファクトの変更レポートを生成するには:

  1. Shared Services Consoleを起動します。

    Shared Services Consoleの起動を参照してください。

  2. 「管理」から、アーティファクトの変更レポートを選択します。

  3. レポート・パラメータを入力します:

    • アーティファクト名 - アーティファクトの名前。特定のアーティファクト名、または名前の一部を入力できます。たとえば、Cost*と入力して、Costで始まるすべてのデータ・フォームを検索できます。

      これはオプションのパラメータです。アーティファクト名を入力しない場合は、すべてのアーティファクトが含まれます。

    • アーティファクト・タイプ - アーティファクトのタイプ。

      これはオプションのパラメータです。アーティファクト・タイプを入力しない場合は、すべてのアーティファクト・タイプが含まれます。

    • 変更者 - アーティファクトを変更した人のユーザーID。

      これはオプションのパラメータです。ユーザーIDを入力しない場合は、アーティファクトを変更したすべてのユーザーが含まれます。

    • 開始日 - レポートの開始日。デフォルトの日付は昨日の日付です。

    • 終了日 - レポートの終了日。デフォルトの日付は今日の日付です。

      ヒント:

      開始日と終了日を変更して、異なる日付範囲を指定できます。たとえば、2年前の開始日を設定して、過去2年間に変更されたアーティファクトを検索できます。

  4. レポートに含めるアプリケーションを選択します。

    すべてのアプリケーションを選択するには、「すべて」の横にあるチェック・ボックスを選択します。

    注:

    特定のアプリケーションを検索するには、アプリケーションの検索テキスト・ボックスにアプリケーションの名前を入力します。たとえば、アプリケーションが複数あり、Oracle Essbaseアプリケーションのみを参照する場合は、Essbaseと入力して、表示されるアプリケーションをEssbaseアプリケーションのみに絞り込むことができます。

  5. 「レポート作成」をクリックします。

  6. レポートが生成された後、次のいずれかのオプションを選択します。

    • 戻る: アーティファクトの変更レポートの入力画面に戻り、別のレポート・パラメータを入力します。

    • 印刷プレビュー: 印刷する前に、レポートをプレビューします。レポートをプレビューした後、「印刷」をクリックして、レポートを印刷できます。

    • CSVにエクスポート: レポートをカンマ区切り値ファイルにエクスポートします。

    • 閉じる: アーティファクトの変更レポートを終了します。

注:

ライフサイクル管理ユーティリティでアーティファクトの変更を追跡する方法の詳細は、アクティビティの変更レポートを参照してください。