ライフサイクル管理ユーティリティの使用

概要

ライフサイクル管理ユーティリティでは次のオプションが提供されています:

  • ファイル・システムを対象としたアーティファクトの移行

  • 最後のエクスポート時刻以降に変更されたアーティファクトのリスト

  • エクスポートされたコンテンツで変更されたアーティファクトのリスト

  • Oracle Enterprise Performance Management System環境で変更された内容のリスト

注:

移行時に発生するエラーは、logging.xml(MIDDLEWARE_HOME/user_projects/epmsystem1/Config/FoundationServicesディレクトリ内)およびlog.directoryプロパティで定義されます。移行プロセス中に発生した問題は、エラー・ログをモニターして把握します。

移行を開始する前に

ライフサイクル管理ユーティリティを使用して移行を開始する前に、次を行います:

  • Oracle Hyperion Shared Servicesが実行されていることを確認します。

  • 宛先環境をバックアップします。

  • 移行定義を作成します。

  • オプション: 移行に使用するプロパティ・ファイルを変更します。

ライフサイクル管理ユーティリティの実行

ユーティリティを実行するには:

  1. 移行する場合は、宛先環境をバックアップしてください。

  2. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開きます。

  3. ディレクトリをUtility.batの場所(MIDDLEWARE_HOME/user_projects/epmsystem1/binなど)に変更します。

  4. コマンド・プロンプトで次のテキストを入力して、ユーティリティを実行します:

    Utility.bat c:/lcm/lcmdefinition.xml

    c:/lcm/lcmdefinition.xmlは、移行定義ファイルがある場所です

Foundation Services以外のマシンからライフサイクル管理ユーティリティの実行

Oracle Hyperion Foundation Servicesが構成されているマシン以外のEPM Systemでライフサイクル管理ユーティリティを使用して移行を実行できるのは、EPM System製品が分散EPM System構成の一部として構成されているマシンのみです。ユーティリティを使用した移行は、EPM System製品がインストールされていないスタンドアロンのクライアント・マシンからは実行できません。

Foundation Services以外のマシンからライフサイクル管理ユーティリティを実行するには:

  1. Utility.bat (Windows)をEPM_ORACLE_HOME/common/utilities/LCM/11.1.2.0/binからMIDDLEWARE_HOME/user_projects/epmsystem1/binにコピーします。

  2. MIDDLEWARE_HOME/user_projects/epmsystem1/binに移動し、Utility.batを実行します。