Abs

Absは、数値、行、列、またはセルの絶対値を戻す算術関数です。数値の絶対値は、符号に関係なく数値そのものです。正数は変更されませんが、負数は正数に変化します。関数の構文:

              Abs 
            (argument)
  

ここで、argumentは、次のいずれかです:

引数 説明

数値

数値。たとえば、Abs (- 20)は、値20を戻します。数値には、小数および負数も使用できます。

行、列またはセルの参照

グリッド内の行、列またはセルへのポインタ。参照の指定にはいくつかの方法があります。参照構文: GridName.GridElement[segment(range)].Property

関数

埋込み関数

例:

次の式は、引数に数値を取り、30という値を戻します。

  Abs ( -30 )

次の例は、行1の値の絶対値を戻します。

  Abs(row[1])

次の例は、列Eの合計の絶対値を戻します。

  Abs( column[E].sum )

次の例は、フォームGrid1のデザイン・セグメント3の展開された行1から3を示します:

  Abs( Grid1.row[3(1:3)])