カスケード・スタイルシートのカスタマイズ

Oracle Hyperion Planningでは、Planningの外観を制御するユーザー・インタフェース(UI)テーマを定義するときにカスケード・スタイル・シートが役立ちます。Planningカスケード・スタイル・シートをカスタマイズしてニーズを満たすことができます。一般的なスタイル・シートのカスタマイズには次のものがあります。

  • 強調や色分けのためのフォント色の変更

  • 特定のUI要素のバックグラウンド色の調整

  • 企業のロゴを挿入

カスケード・スタイル・シートをカスタマイズする前に、カスケード・スタイル・シートの基本知識とスタイル・シートのエディタ・ツールに精通している必要があります。設定の一部は製品の表示に必要になります。

カスケード・スタイル・シートへの変更はWebアプリケーション・サーバー上で実行されるので、接続しているすべてのユーザーに影響します。スタイル・シートはデフォルトのディレクトリにはなく、Webアプリケーション・サーバーによって実行時にファイルが一時的な場所に抽出されます。Webアプリケーション・サーバーのどこでこれらのファイルを探すかの詳細は、カスケード・スタイルシート・ファイルの場所を参照してください。

Planningでは、2つのカスケード・スタイル・シートが主に使用され、1つは複数のOracle製品に共通するWeb UI要素を定義するグローバル・シート、もう1つはPlanning専用のシートです。グローバル・カスケード・スタイル・シートはglobal.cssという名前です。次の表ではglobal.cssファイルの主なセクションをリストし、Oracleがカスタマイズしないように推奨しているセクションを表示します。

表13-1 global.cssファイルの主なセクション

カスタマイズ可能なセクション カスタマイズしないように推奨しているセクション

非ナビゲーション・スタイル

Tadpoleメニューバー

Tadpoleメニュー・アイテム

メニュー・スタイル(順序も重要です)

Tadpoleマストヘッド

Tadpole最小化したマストヘッド

Tadpoleコンテンツ領域

Tadpoleツールバー

Tadpoleログオン・スタイル

Tadpoleビュー・ペイン

タブ

タブ・アンカー・タグ

タブ本体

Tadpoleツリー

タスク・タブ

タスク・タブ本体

 

Groupbox

Groupboxアンカー・タブ

 

ボタン

HTMLでのボタン描画

ボタン・タグの使用

インプット・タグの使用

 

カスケード・スタイルシートをカスタマイズするには:

  1. HyperionPlanning.earファイル、HyperionPlanning.warファイルの順に一時的な場所に抽出します。
  2. HspCustom.cssファイル(HyperionPlanning.warが抽出された一時的な場所のcustomディレクトリの下)を探します。
  3. HspCustom.cssをカスタマイズし、HyperionPlanning.earに保存します。
  4. 変更が適用されるようにするには、再デプロイする必要があります。

すべてのPlanningWebページは、HspCustom.cssファイルを参照し、ここで設定された設定内容はglobal.cssおよびplanning.cssの設定を上書きします。

行軸または列軸内でのメンバーの階層位置を反映するようにフォームのスタイルをカスタマイズするには、フォームの行および列メンバーのスタイルのカスタマイズを参照してください。