IfThen関数は、条件が真であるか偽であるかに応じて異なる値を戻す条件関数です。
関数の構文:
IfThen(Condition, TrueParameter, FalseParameter)
条件は、trueまたはfalseを評価する論理式です。ブール演算子(And、Not、およびOr)と同様に、完全な条件論理を使用できます。条件は、#MISSING値および#ERROR値に対するテストの実行にも使用できます。有効な条件演算子のリストは、次の表を参照してください。
TrueParameterとFalseParameterは、条件の結果に基いて評価される任意の有効な式です。
次の表に、完全にサポートされている条件演算子の説明を示します。条件演算子によってサポートされている代替構文がある場合は、その構文がリストされています。
表B-5 条件演算子
条件演算子 | 構文 | ロジック |
---|---|---|
次と等しい |
式 |
左の式が右の式に等しいかどうかを調べます。 注: この条件を評価するルーチンは、丸め処理を考慮しません。丸め処理が必要な場合は、Round関数を使用します。 例:
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次より大きい |
式 |
左の式が右の式より大きいかどうかを調べます。 例:
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次と等しいか大きい |
式 |
左の式が右の式より大きい、または等しいかどうかを調べます。 注: 正しい構文は">="です。構文"=>"はサポートされていません。 例:
|
次より小さい |
式 |
左の式が右の式より小さいかどうかを調べます。 例:
|
次より小さい、または 次と等しい |
式 |
左の式が右の式より小さい、または等しいかどうかを調べます。 注: 正しい構文は"<="です。構文"=<"はサポートされていません。 例:
Trueを戻します |
次と等しくない |
式 式 |
左の式が右の式に等しくないかどうかを調べます。 注: この条件を評価するルーチンは、丸め処理を考慮しません。丸め処理が必要な場合は、Round関数を使用します。 例:
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IsMissing |
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参照先に#MISSINGの値があるかどうかを調べます。 注: 展開される行や列を参照する場合に条件がTrueになるためには、すべての結果セルの値が#MISSINGである必要があります。 例:
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IsError |
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参照先に#ERRORの値があるかどうかを調べます。 注: 展開される行や列を参照する場合に条件がTrueになるためには、すべての結果セルの値が#ERRORである必要があります。式行および式列のみ結果として#ERRORを戻すことができます。 例:
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IsNonNumeric |
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参照先に、#MISSINGまたは#ERRORの結果が含まれているかどうかを調べます。 注: 展開される行や列を参照する場合に条件がTrueになるためには、すべての結果セルの値が#Errorまたは#Missingである必要があります。 例:
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カッコ |
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条件をグループ化するために使用します。多くの場合、視覚的にわかりやすくするために使用します。 例:
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表B-6 条件演算子
複合条件 | 構文 | ロジック |
---|---|---|
And |
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2つの条件を比較するために使用される複合条件。すべての条件がTrueの場合にTrueを戻します。 例:
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Not |
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条件の結果を逆転(否定)します。 例:
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Or |
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2つの条件を比較するために使用される複合条件。いずれかの条件がTrueの場合にTrueを戻します。 例:
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