フォーム・グリッド・プロパティの設定

フォーム・グリッド・プロパティにより、一般的なフォームの行および列の表示を設定します。

フォーム・グリッド・プロパティを設定するには:

  1. フォームを開き「レイアウト」をクリックします。
  2. 「グリッドのプロパティ」で、次の表の情報を使用して一般的な行および列プロパティを設定します。

    表6-3 フォーム・グリッド・プロパティ

    オプション 説明

    欠落ブロックの抑制

    (行のみ)90%以上など多くの行を抑制するときに、「欠落データの抑制」設定のパフォーマンスを向上します。抑制された行がわずかまたは存在しない場合、「欠落ブロックの抑制」設定によりパフォーマンスが低下する可能性があります。この設定を使用する前後でフォームをテストし、パフォーマンスが向上するかどうかを判定します。さらにアプリケーションに大幅な変更を行うときはいつでもフォームをテストします。

    この設定を選択すると、属性はフォームに表示されず、抑制された特定のブロックは動的計算メンバーを無視する場合があります。また、行メンバーはインデントして表示されません。

    欠落データの抑制

    データがない行または列を非表示にします。クリアすると、データが欠落しているセルには「#MISSING」が付いた行または列が表示されます。

    無効なデータの抑制

    無効なデータを含む行または列を非表示にします。クリアすると、無効なデータのあるセルを含む行または列が表示されます。無効なデータを含むセルは読取り専用です。

    デフォルトの行の高さ

    • 適合するようサイズ調整: すべての行を表示された空間に合せます

    • カスタム: 行の高さのカスタム・サイズをピクセルで選択します。

    デフォルトの列の幅

    • 小: 小数点以下7桁を表示

    • 中: 小数点以下10桁を表示

    • 大: 小数点以下13桁を表示

    • 適合するようサイズ調整: 一番上のデータ・セル値に基づいて、表示される空間にすべての列を強制的に合せます。

    • カスタム: 小数点以下13桁から999桁を表示するカスタム・サイズを選択します

    自動保存の使用可能

    このオプションを選択すると、単一のフォームで次の影響があります:

    • プランナがセルの外に移動すると、プロンプトまたはメッセージが表示されることなく変更が自動的に保存されます。セルの値はその親に集約され、影響を受けたセルは緑の背景で表示されます。

    • プランナは、[Ctrl]を押しながら[Z]を押すことでアクションを連続的に元に戻せます。

    注:

    自動保存のパフォーマンスを最適化するには、行と列に密ディメンションのみ必要です。ただし、行または列に疎ディメンションを置く必要がある場合は、ブロック・ストレージ・データベースの自動保存のパフォーマンスを向上させるために、Oracle Essbaseの構成設定ASODYNAMICAGGINBSOでハイブリッド集計を有効にします。

    自動保存時にフォーム・ルールを実行

    自動保存の有効化を選択した場合、このオプションは使用可能になります。自動保存時にフォーム・ルールを実行を選択した場合、変更および保存されたセルの値(たとえば集約された親の値のパーセンテージを計算するメンバー式を持つ行)に依存して動的に計算されるセルも更新され、緑の背景で表示されます。
  3. 「保存」をクリックして処理を保存して続行するか、「終了」をクリックして処理を保存してフォームを閉じます。