超過した場合にアプリケーション・モニターが警告を発行するアプリケーションのしきい値制限(警告しきい値とエラーしきい値)を設定して、アーティファクトを変更するか実行時にシステム・リクエストを拒否できます。
この項で説明するアプリケーション・プロパティを追加することで、アプリケーションしきい値制限を設定できます。
アプリケーションのしきい値制限を設定するには:
表2-4 しきい値プロパティの名前と説明
PROPERTY_NAME列 | 説明 |
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データ入力フォームのセル数のしきい値:
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フォームのセル数が警告しきい値を超えた場合、警告が発行され、アプリケーション・モニターにアーティファクトが黄色で表示されます。 フォームのセル数がエラーしきい値を超えた場合、フォームは開かれません。 ヒント: セグメントまたはメンバー、あるいはその両方の数を減らすことによりセル数を削減するようにフォームを再設計することを検討してください。抑制オプションを使用すると、取得されるセルの合計を一時的に減らすことができますが、合計セルはデータの増加に伴ってしきい値を超える可能性があります。 |
プランニング・ユニット階層内のプランニング・ユニット数のしきい値:
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プランニング・ユニット階層内のプランニング・ユニット数が警告しきい値を超えた場合、警告が発行され、アプリケーション・モニターにアーティファクトが黄色で表示されます。 プランニング・ユニット階層内のプランニング・ユニット数がエラーしきい値を超えた場合、プランニング・ユニット階層を保存できなくなります。 ヒント: 選択したプライマリおよびセカンダリ・メンバーを減らすことにより、プランニング・ユニット数を削減するようにプランニング・ユニット階層を再設計することを検討してください。 |
アプリケーション内のディメンション数のしきい値:
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ディメンション数が警告またはエラーしきい値を超えた場合、それぞれ警告またはエラーが発行され、アプリケーション・モニターにアーティファクトが黄色または赤で表示されます。 ヒント: ディメンションの数を減らしてみてください。 |
各ディメンション内のメンバー数のしきい値:
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ディメンション内のメンバー数(アカウント、エンティティ、バージョン、シナリオなど)が警告しきい値を超えた場合、警告が発行され、アプリケーション・モニターにアーティファクトが黄色で表示されます。 ヒント: 計算のパフォーマンスとデータ記憶域を最適化するには、このディメンションのメンバー数を減らしてみてください。履歴データを(対応するメンバーとともに)パージすることを検討してください。 |
フォームのコンテキストでのビジネス・ルール実行に対するしきい値:
スタンド・アロンで長時間実行されるビジネス・ルール実行のしきい値:
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ルールで処理されるブロック数が警告またはエラーしきい値を超えた場合、それぞれ警告またはエラーが発行され、アプリケーション・モニターにアーティファクトが黄色または赤で表示されます。 ヒント: 処理されるブロック数を減らすようにビジネス・ルールにスコープを追加することを検討してください。 |
フォームのコンテキストでのビジネス・ルール実行に対するしきい値:
スタンド・アロンで長時間実行されるビジネス・ルール実行のしきい値:
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ルールのデータベースを通じて作成されるパス数が警告またはエラーしきい値を超えた場合、それぞれ警告またはエラーが発行され、アプリケーション・モニターにアーティファクトが黄色または赤で表示されます。 ヒント: 一連のディメンションを計算する際に可能なかぎりディメンションをグループ化することを検討してください。一連の式を計算する際には、不要なカッコの使用を避けてください。計算スクリプトでのCALCMODEおよびCREATENONMISSINGBLKオプションの使用を再検討することが必要な場合があります。 |
レポート・マッピングの実行中のソースからのデータ・エクスポートのしきい値:
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データがエクスポートされるブロックの数が警告しきい値を超えた場合、警告が発行され、アプリケーション・モニターにアーティファクトが黄色で表示されます。 データがエクスポートされるブロックの数がエラーしきい値を超えた場合、実行時にレポート・マッピングは実行されません。 ヒント: 処理されるブロック数を減らすようにマッピングにスコープを追加することを検討してください。 |