カレンダの設定

カレンダで、アプリケーションの基本期間、最初の会計年月度、ならびに合計年数を確立させます。月の会計週数を基に、基本期間と月次配置パターンを選択します。基本期間のオプションは、アプリケーションの最下位レベルの基本期間です。週や日など、カスタム基本期間を作成できます。月次配置パターンを使用して、サマリー期間に入力したデータを、指定の基本期間にどう配置させ分散させるかを判別します。ユーザーは年または四半期などのサマリー期間にデータを入力することができます。Oracle Hyperion Planningにより、要約期間を構成する基本期間全体で、これらの値が配分されます。

会計年度に対し、会計年度の最初の月を設定して、会計年度が同じカレンダ年または前のカレンダ年のどちらで開始するかを指定できます。数式を使用するなどにより、カレンダ年に基づく計算を後で設定できます。Planningアプリケーションに式を設定する場合、[TPDate]および[FirstDate]のような数式は、アプリケーションが同じカレンダ年に開始するかまたは前のカレンダ年に開始するかにより異なる結果が生成されます。数式の操作を参照してください。

次の表は、「会計開始年度」を2012と仮定して、「会計年度の最初の月」および「会計開始年度」オプションがアプリケーションのカレンダに与える影響の例を示しています。

表12-1 「会計年度の最初の月」および「会計開始年度」オプションの例

会計年度の最初の月 会計開始年度 期間 - 年 年ディメンション
1月 同じカレンダ年 Jan-12からDec-12まで FY12
7月 同じカレンダ年 Jul-12からJun-13まで FY12
7月 前のカレンダ年 Jul-11からJun-12まで FY12
2月 同じカレンダ年 Feb-12からJan-13まで FY12
2月 前のカレンダ年 Feb-11からJan-12まで FY12
12月 同じカレンダ年 Dec-12からNov-13まで FY12
12月 前のカレンダ年 Dec-11からNov-12まで FY12

カレンダを設定するには:

  1. Planningアプリケーション・ウィザードで、「カレンダ」をクリックします。
  2. カレンダのロールアップ方法を設定するには、「基本期間」オプションを選択します。
    • 12か月: 1年に4回の四半期 - 月は親四半期に、四半期は年にロールアップ。

    • 四半期: 四半期は年にロールアップ。

    • カスタム: 週や日などのカスタム期間。

  3. 「最初の会計年度」を選択します。

    この選択によって、アプリケーションの会計開始年度が定義されます。アプリケーションの作成後はこれを変更することはできません。最初の会計年度を指定する前に、組織が履歴データをどの程度必要とするか検討してください。

  4. アプリケーションの「会計年度の数」を選択します。

    この選択により、カレンダの年数が定義されます。アプリケーションを作成した後に、カレンダへ年数をさらに追加することができます。

  5. 「会計年度の最初の月」を選択します。

    この選択はアプリケーションの会計年度の最初の月で、「最初の会計年度」オプションにより異なります。

  6. 「会計年度の開始日」を選択します:
    • 「同じカレンダ年」。会計年度が現在のカレンダ年で始まるように設定します。たとえば、開始期間が6月の2014年を選択すると、開始年がFY14として作成され、6月14日から5月15日までと定義されます。

    • 「前のカレンダ年」。年度が前のカレンダ年で始まるように設定します。たとえば、開始期間が6月の2013年を選択すると、開始年がFY13として作成され、6月12日から5月13日までと定義されます。

      1月から開始するアプリケーションの場合、「同じカレンダ年」オプションだけが使用できます。

  7. 基本期間を12か月に設定する場合、「週次配分」オプションとして、均等445454または544のいずれかを選択します。

    週次配分により、月の会計週数に基づいて月次配分パターンが設定されます。この選択によって、サマリー期間のデータを基本期間内にどう分布させるかが判別されます。ユーザーが、四半期などのサマリー期間に、データを入力する際、サマリー期間内の基本期間に値が分散されます。

    週次配分パターンを均等以外で設定すると、Planningは選択パターンに従って、13週に分かれて週が配分されたかのように四半期ごとの値が扱われます。たとえば、5-4-4を選択すると、四半期の最初の月は5週、最後の2か月は4週あることになります。

  8. すべての年を含む「すべての年」親メンバーを作成するには、「すべての年」親「はい」を選択します。

    「すべての年」親メンバーにより、ユーザーはプロジェクトの終了日までのコスト合計などの、複数年にわたり累計されたデータを表示することができます。アプリケーションに対して定義された場合、親メンバーには「年なし」メンバーは含まれません。

  9. 「次」をクリックします。