タイム・バランスでOracle Hyperion Planningの要約期間の値の計算方法が指定されます。
表12-5 タイム・バランス・プロパティ
タイム・バランス・プロパティ | 説明 | 例 |
---|---|---|
フロー |
期間合計としてのサマリー期間のすべての値の集約 |
1月: 10 2月: 15 3月: 20 Q1: 45 |
最初 |
期間合計としてのサマリー期間内の最初の値 |
1月: 10 2月: 15 3月: 20 Q1: 10 |
残高 |
期間合計としてのサマリー期間内の最後の値 |
1月: 10 2月: 15 3月: 20 Q1: 20 |
Average |
期間合計としてのサマリー期間内のすべての子値の平均 |
1月: 10 2月: 15 3月: 20 Q1: 15 |
入力 |
親での値の設定は、その親のすべての祖先に入力されます。子の値が変更されると、デフォルト集約論理はその親に適用されます。 集計演算子およびメンバー式は、メンバーが再計算される際に入力値に上書きされます。 |
1月: 10、2月: 10、3月: 10、Q1: 30 |
加重された平均 - Actual_Actual |
加重日平均は1年の実際の日数に基づいており、2月が29日まであるうるう年に対応しています。例では、Q1の平均は次のように計算されています: (1) Q1の各月の値に、月の日数を掛け合わせます。(2)これらの値の合計を出します。(3)出した合計をQ1の日数で割ります。うるう年と仮定した場合、(10*31+15*29+20*31)/91=15という計算になります。 |
1月: 10 2月: 15 3月: 20 Q1: 15 |
加重された平均-Actual_365 |
加重日平均は1年365日に基づき、2月を28日までと仮定しており、うるう年に対応していません。例では、Q1の平均は次のように計算されています: (1) Q1の各月の値に、月の日数を掛け合わせます。(2)これらの値の合計を出します。(3)出した合計をQ1の日数で割ります。うるう年ではない仮定した場合、(10*31+15*28+20*31)/90=15という計算になります。 |
1月: 10 2月: 15 3月: 20 Q1: 15 |
「加重された平均-Actual_Actual」および「加重された平均-Actual_365」タイム・バランス・プロパティは、4つの四半期がロープアップされている標準月次カレンダでのみ使用できます。Planningで異なる「タイム・バランス」設定のデータを計算および分散する方法の詳細は、 Oracle Hyperion Planningユーザー・ガイド を参照してください。