プランニング・ユニットのステータスの変更

• 作成: 選択されたすべてのプランニング・ユニット(すべての子孫を含む)の所有権を、プランニング・ユニット階層においてそのプランニング・ユニットに定義された最初の所有者に変更します。

  注:

  プランニング・ユニットの最初の所有者は、「配分」テンプレートと「ボトム・アップ」テンプレートとでは異なります。「配分」テンプレートの場合、最初の所有者はプランニング・ユニット階層の最上位の所有者です。「ボトム・アップ」テンプレートの場合、最初の所有者はプランニング・ユニット階層の最下位の所有者です。

• 開始: 予算プロセスを開始し、プランニング・ユニットのステータスを「初回パス」に変更します。このアクションは「ツリー・ビュー」で使用可能です。

• 上位へ移動: レビューのため、プランニング・ユニットを別のユーザーに渡します。このアクションでは、初めてプランニング・ユニットの所有権が割り当てられ、次回からはプランニング・ユニットの所有権がある確認者から別の確認者へと転送されます。「上位へ移動」により、現在の所有者による暗黙のサインオフが行われ、プランニング・ユニットのステータスが 「レビュー中」に変更されます。

• 除外: 予算プロセスからプランニング・ユニットを除外します。このアクションは「ツリー・ビュー」で使用可能です。

• 拒否: プランニング・ユニットが直前の所有者による追加作業を必要とすることを示します。「拒否」では、通常、以前の所有者による別の繰返しの作成が必要となります。デフォルトでは、「拒否」によってプランニング・ユニットの所有権が直前の所有者に戻りますが、次の所有者を選択できます。「拒否」により、プランニング・ユニットのステータスは「未サインオフ」に変更されます。

• 承認: プランニング・ユニットを承認し、そのステータスを「承認済」に変更します。「配分」または「ボトム・アップ」テンプレートを使用する場合は、移動パスの最後の所有者のみが、プランニング・ユニットを承認できます。「フリー・フォーム」テンプレートを使用する場合は、「未開始」を除くすべてのステータスのプランニング・ユニットを承認できます。「未サインオフ」または「初回パス」ステータスのプランニング・ユニットは、管理者のみ承認できます。

  確認者は、プランニング・ユニットを承認することで、暗黙にサインオフしたことになります。通常、プランニング・ユニットは1度のみ承認されます。ただし、管理者は承認済のプランニング・ユニットを拒否して、再度の承認を要求できます。

• 委任: 移動パスに含まれていないユーザーに所有権を渡します。「次の所有者の選択」からユーザーを選択して、そのユーザーに所有権を渡します。指定したユーザーは、完了時に「上位へ移動」を選択して、移動パス上の最初の承認者に予算を返します。このアクションは、「ボトム・アップ」および「配分」テンプレートで使用できます。

• 所有権の取得: プランニング・ユニットの所有者、および選択した親プランニング・ユニットの下のすべてのレベル0のプランニング・ユニットの所有者になります。現在のユーザー、およびプランニング・ユニット階層の現在のプランニング・ユニット所有者より上位のユーザーに使用可能です。

• 凍結: 派生するプランニング・ユニットで関連するすべてのデータをロックします。このアクションにより、すべての関連データが読取り専用となりますが、プランニング・ユニットの所有権は変わりません。

• 「配分」、「子の配分」、または「所有者の配分」: プランニング・ユニットの所有権を複数のユーザーに渡します。配分アクションの動作は、プランニング・ユニット階層における予算の現在の場所によって異なります。これらのアクションは、「配分」テンプレートを使用する場合のプランニング・ユニット階層に対するアクションです。

  「配分」は、所有権を、プランニング・ユニット階層の現在のレベルのメンバーに割り当てます。「子の配分」は、プランニング・ユニットの所有権を現在の所有者の子に割り当てます。「所有者の配分」は、プランニング・ユニットの所有権をプランニング・ユニット階層作成時に定義されたレベル0の所有者に割り当てます。

• サインオフ: プランニング・ユニットをサインオフします。「サインオフ」ではプランニング・ユニットの所有権は転送されませんが、状態が「サインオフ済」に変更されます。

• 送信: プランニング・ユニットを次のレベルに送信します。

• 最上位に送信: 階層内で定義された最上位のユーザーに所有権を付与します。

• 再度開く: 承認済のプランニング・ユニットを再度開きます。

プランニング・ユニットの注釈の追加または表示を参照してください。