グリッド分散を使用した分散値

管理者が「グリッド分散」をフォーム・プロパティとして使用可能にした場合、対象セル内の既存値に基づいて、フォームの複数ディメンションにわたりOracle Hyperion Planningが値を増減する金額またはパーセンテージを指定することができます。フォームの結果はすぐに確認して、新規データを保存するか破棄することができます。分散データを計算するとき、Planningは読取り専用およびロックされたセル、さらにサポート詳細のあるセルを無視します。アクセスできるセルに値を分散することで、データの整合性は確認されます。

注:

「タイム・バランス」プロパティ設定は、「入力」オプションを使用してデータが分散される方法に影響を及ぼします。データの分散方法を参照してください。

グリッド分散を使用して値を分散するには、次の手順を実行します:

  1. ターゲット・セルに分散する値が含まれる小計または合計ソース・セルにカーソルを置きます。
  2. 「編集」「グリッド分散」の順に選択します。
  3. 次のいずれかのアクションを行います:
    • 指定した金額で値を増減するには、「データの調整」から、「値」を選択して、「増やす」または「減らす」を選択して、分散値を入力します。

    • パーセンテージにより値を増減するには、「データの調整」から、「パーセンテージ」を選択して、「増やす」または「減らす」を選択して、値を入力します。

    • 値を置き換えるには、「分散値」テキスト・ボックスに新規の値を入力します。

  4. 分散パターンを選択します:
    • 比例分散: ターゲット・セルの既存値に基づいて、値を比例分散します(デフォルト)。

    • 均等分割: ターゲット・セル間で均等に値を分散します。

    • 入力: すべてのターゲット・セル内の値を置換します。

  5. 「分散」をクリックします。

    指定した値またはパーセンテージがターゲット・セル全体に分散され、前の値を新しい値に置換します。

  6. 新しい値を保存するには、「保存」をクリックします。