サンプル・タスク・フロー

決算プロセス中に、割り当てられたタスクに関する電子メール通知を受信し、電子メール・リンクをクリックして、割り当てられたタスクに直接アクセスできます。または、Oracle Hyperion Financial Close Managementにログオンして、ダッシュボード、ポータル・スタイルのインタフェース、「カレンダ」ビュー、「ガント」ビュー、「タスク・リスト」ビューなど、様々なタイプのビューで、割り当てられたタスクを確認およびアクセスすることもできます。タスクを完了すると、タスクが承認者に送信されます。

ハードウェアやソフトウェアの問題など、決算プロセス中に発生する問題のアラートを生成できます。アラートは、解決するために担当者と承認者に転送されます。

シナリオ1 - パワー・ユーザー

パワー・ユーザーが次の決算期間のテンプレートとタスクを設定します。

  • パワー・ユーザーは、Financial Close Managementにログオンし、「テンプレートの管理」ページを開きます。

  • 企業四半期決算テンプレートには、企業の四半期決算サイクルに必要なタスクの多くが含まれています。テンプレートのリストから、パワー・ユーザーは四半期決算テンプレートを選択し、確認します。

  • パワー・ユーザーは、テンプレート・タスクを配置するカレンダ日付を選択し、四半期テンプレートからスケジュールを作成します。

  • パワー・ユーザーは、第2四半期用のテンプレートにタスクを追加します。

  • パワー・ユーザーは、スケジュールを開きます。これにより、決算プロセスが開始します。

シナリオ2 - パワー・ユーザー

パワー・ユーザーがダッシュボードを通じて決算アクティビティのステータスをモニターします。

  • パワー・ユーザーは、ログオンし、ダッシュボードの「ステータスの概要」ビューを開いて、Day 3までのアクティビティのステータスを確認します。

  • ダッシュボードから、ユーザーはドリルダウンして完了していないタスクの詳細を表示します。

  • パワー・ユーザーは、開いているタスクで、割り当てられたユーザーが提供したコメントまたは添付ファイルを確認します。

シナリオ3 - 承認者

承認者として割り当てられたユーザーが、現在のタスクを確認して、承認できるかどうかを判断します。

  • 割り当てられた承認者は、未処理のタスク「サービスに関するMD&A入力の提出の確認」に関する電子メール通知を受信します。

  • 電子メールから、レビュー担当者は「サービスに関するMD&A入力のレビューの提出」のリンクを選択します。

  • プロセスのアウトラインを示す「タスク・アクション」ページが起動します。

  • 確認者は、タスクの完了時にユーザーが提出したドキュメントを確認して、完了を確認します。

  • 確認者は追加のコメントを入力し、質問の回答を確認し、提出を承認します。

  • 別のレベルの承認が必要な場合、タスクは次の承認者に転送されます。これが最後に要求されている承認の場合は、タスクが完了し、次のタスクの準備ができていればそのタスクが実行されます。

  • 確認者は、タスクを承認するかわりに却下でき、その場合は、タスクが担当者に再割当てされます。

シナリオ4 - ユーザー

ユーザーがログオンし、割り当てられたタスクを確認して完了します。

  • ユーザーはアプリケーションにログオンし、「個人用ワークリスト」ポートレットのダッシュボードに表示されているタスクを確認します。

  • ユーザーは、割り当てられたタスク「MD&A入力」のリンクをクリックします。

  • タスク・ページが起動し、タスクの指示と参照ドキュメントが表示されます。

  • ユーザーは指示と参照ドキュメントを確認し、更新を処理してタスクに関するコメントを入力し、承認のために提出します。

  • システムによってタスク・ステータスが自動的に更新され、割り当てられた承認者に通知が送信されます。

シナリオ5 - ユーザー

ユーザーがタスクの電子メール通知に応答してデータをロードし、電子メール内のリンクをクリックして、データのロード元の製品にアクセスし、タスクを完了します。

  • ユーザーは、未処理のタスク"Oracle Hyperion Financial Data Quality Managementを使用した給与データのロード"の電子メール通知を受信します。

  • 電子メールから、ユーザーは必要なプロセスが文書化されているページのリンクを選択します。

  • ユーザーは、タスクの指示を確認し、「タスク・アクション」ページの「タスクに移動」リンクを選択してFDMを起動します。

  • ユーザーは、FDMを使用してデータを抽出し、そのデータをOracle Hyperion Financial Managementにロードします。

  • タスクが完了すると、ユーザーはアプリケーションの「タスク・アクション」ページに戻ります。

  • ユーザーは、タスクに関するコメントを入力し、承認のために提出します。