Oracle EDQの拡張

Oracle EDQは、完全に拡張可能なシステムであり、独自のプロセッサを作成してプラグインし、拡張機能をアプリケーションにあわせることができます。

新規プロセッサの作成

プロセッサは内部的にはウィジェットと呼ばれ、これは、この項で使用されるいくつかの用語の説明に役立つことに注意してください。

新規プロセッサは、次のファイルで構成されるJARファイルとして作成されます。

プログラムをJARファイルにパッケージ化する方法の詳細は、http://java.sun.com/docs/books/tutorial/deployment/jar/index.htmlを参照してください。

これらのJARファイルは、EDQ構成ディレクトリのlocalwidgetsフォルダにコピーする必要があります。新規プロセッサは、EDQアプリケーション・サーバー・サービスがEDQサーバーで再起動されたときに自動的にデプロイされ、ツール・パレットに追加されます。

独自のカスタム・プロセッサを作成する場合は、外部アプリケーションを使用してローカル・ウィジェットをバックアップまたはバージョン管理するために、構成ディレクトリをデフォルト([Install Path]\config)から[Program Files]以外のローカル領域に変更する必要がある場合があることに注意してください。

EDQサーバーの構成ディレクトリの場所を変更するには、EDQ起動パッドの「Configuration」オプションを使用して、管理者のユーザー名とパスワードでログインします。

EDQのアップグレードでは常に、カスタム・プロセッサが保持されます。さらに、EDQのアンインストールおよびアップグレード・プロセスでは、処理前にサーバー構成の完全なバックアップが([Common Files]に)作成されます。

新規プロセッサは、次の内容を含めて、他のEDQプロセッサの全機能をほぼ模倣しています。

この結果、独自のプロファイリング、監査または変換プロセッサを作成して、それらをEDQで使用できます。

次の「作成済プロセッサの例」を参照してください。

カスタムの作成済プロセッサの他の例、および独自のプロセッサの作成方法は、サポートに連絡してください。

マッチ処理

マッチ処理の拡張は特別なケースであり、マッチ・プロセッサ自体が最初からは簡単に作成できない複雑なプロセッサですが、その処理は拡張可能です。独自のマッチ・アルゴリズムを定義し、それらを既存のEDQマッチ・プロセッサ内で使用できます。

次はすべて追加可能です(詳細および例はクリックしてください)。

また、独自のカスタム出力セレクタも作成できます。詳細は、「選択機能」の項を参照してください。

比較およびマッチは、内部的にはまとめてガジェットと呼ばれることに注意してください。

マッチ処理は、プロセッサの追加と同じ方法でJARファイルを作成することによって拡張されます。JARファイルは次のファイルで構成されます。

これらのJARファイルは、EDQ構成ディレクトリのlocalgadgetsフォルダにコピーする必要があります。新しいマッチ処理機能は、EDQアプリケーション・サーバー・サービスがサーバーで再起動されたときに自動的にデプロイされ、すべてのマッチ・プロセッサ内で使用可能になります。

カスタムの作成済ガジェットの他の例、および独自のガジェットの作成方法は、サポートに連絡してください。

選択機能

選択機能は、選択機能ファイルを定義するwidgets.xml、および国際化を容易にするためのwidgets.xmlファイルを使用して、ウィジェットやガジェットと同様のメカニズムで定義されます。

選択機能は、EDQ構成ディレクトリのlocalselectionフォルダにアップロードする必要があります。詳細は、「出力セレクタの例」を参照してください。

拡張機能のインポート

EDQには、管理者が、サーバー上にインストールされる拡張機能を管理できるWebページが用意されています。

Oracle (R) Enterprise Data Qualityオンライン・ヘルプ バージョン8.1
Copyright (C) 2006,2011 Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.