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機能権限
EDQでは、2セットの機能権限が提供されます。1つはDirectorクライアント・アプリケーション用で、もう1つはCase Managementアプリケーション用です。
Director用の機能権限
グループに付与される場合があるDirector機能権限は、次のとおりです。
- Add Note
- Add Process
- Add Project - グループにプロジェクトを追加する権限がある場合、そのグループのユーザーはすべてのプロジェクトを参照できることに注意してください。
- Administer Issues - レビュー作業を表すイシューを他のユーザーに割り当てることをユーザーに許可します。
- Administer System-level Objects - ユーザーがシステム・レベルの参照データおよびシステム・レベルのデータ・ストアを追加、編集および削除できるようにします。
- Connect to Messaging System - ユーザーが認証され、WebサービスおよびJMSインタフェースに対して要求を送信できるようにします。
- Dashboard Administration - ダッシュボードの管理にアクセスできるようにします。
- Delete Note
- Delete Process
- Delete Project
- Director Administration - ユーザーおよびグループを管理する機能など、管理機能にアクセスできるようにします。
- Edit Review Comments - ユーザーが、手動のマッチ判定およびマージ済出力決定時に作成されたコメントを編集できるようにします。
- Execute Job
- Modify Job
- Modify Note
- Modify Process
- Modify Project
- Modify Web Services
- Open Process
- Perform Configuration Analysis - ユーザーがDirector内から構成分析を起動できるようにします。この権限は、EDQ起動パッドから構成分析を起動または使用するためには必要ありません。
- Perform Configuration Reporting - ユーザーがDirector内からオブジェクトに関する構成レポートを実行できるようにします。この権限は、構成分析アプリケーション内から構成レポートを実行するためには必要ありません。
- System: Upload files via FTP - EDQの組込みFTPサーバーの使用を許可します。
- View All Events In Event Log - イベント・ログ内のプロジェクトからのイベントの参照をユーザーに許可します。通常、ユーザーはアクセスが許可されているプロジェクトに属しているイベントのみを参照できます。
- View Dashboard - ダッシュボードを表示するアクセス権限を有効にします。
- View Note
Case Managementの機能権限
Case Managementには、静的な機能権限のセットが含まれ、動的な権限を作成することもできます。接頭辞C.M.Staticが設定される静的な機能権限は、Directorと同様に動作し、様々なグループ内のユーザーが実行できるアクションを制限します。接頭辞C.M.Dynamicが設定される動的な機能権限は、ケースおよびアラートのデータへのアクセスをその状態に基づいて制限するために使用され、権限が不十分なユーザーによるデータ項目への不適切な遷移の適用を防止するためなどに使用することもできます。
次の静的機能権限をユーザー・グループに付与できます。
- C.M.Static: Apply Bulk Deletes - 特定の検索によるすべてのケースとアラートの削除をユーザーに許可します。
- C.M.Static: Apply Bulk Updates - 特定の検索によるすべてのケースとアラートに対する一括更新の適用をユーザーに許可します。ユーザーが実行可能な更新は、ユーザーに付与される他の権限によってさらに制限されます(「C.M.Static Edit Case」、「C.M.Static Change Assignment」、「C.M.Static Change State」および「C.M.Static Restrict Cases」を参照)。
- C.M.Static: Change Assignment - 特定のケースまたはアラートの割当の変更をユーザーに許可します。
- C.M.Static: Change Invalid States - 現在無効な状態のアラートまたはケースの状態の変更をユーザーに許可します。
- C.M.Static: Change State - ケースまたはアラートの状態の変更をユーザーに許可します。特定の状態遷移は、ワークフロー権限によって許可されない場合があることに注意してください。この権限は、ケースまたはアラートの状態を変更できないユーザーのグループを作成できるように存在しています。
- C.M.Static: Create Sources - ケース・ソースの作成および編集をユーザーに許可します。
- C.M.Static: Delete Attachments - Case Managementにおけるビューからの添付の削除をユーザーに許可します。添付はデータベースからは削除されないため、バック・オフィス監査証跡では引き続き使用できます。
- C.M.Static: Delete Comments - Case Managementにおけるビューからのコメントの削除をユーザーに許可します。コメントはバック・オフィス監査証跡からは削除されないため、EDQプロセスによって引き続きレポートを作成できます。
- C.M.Static: Delete Sources - ケース・ソースの削除をユーザーに許可します。
- C.M.Static: Edit Attachments - 添付の編集をユーザーに許可します。これは、監査証跡からの情報の削除をユーザーに許可するため、ビューからのみ添付を削除し、監査証跡からは削除しない「C.M.Static: Delete Attachments」権限より強力であることから、通常はユーザーには付与されません。
- C.M.Static: Edit Case - ケースまたはアラートの次の属性の修正をユーザーに許可します。
- Priority(High/Medium/Low/None)。
- Description(自由形式テキスト)。
- Escalation Flag。
- 拡張属性。
- C.M.Static: Edit Comments - コメントの編集をユーザーに許可します。これは、監査証跡からの情報の削除をユーザーに許可するため、ビューからのみコメントを削除し、監査証跡からは削除しない「C.M.Static: Delete Comments」権限より強力であることから、通常はユーザーには付与されません。
- C.M.Static: Edit State Expiry Time - ケースまたはアラートの状態が失効する時間の編集をユーザーに許可します。
- C.M.Static: Edit Global Filters - グローバル・フィルタの作成および変更をユーザーに許可します。これらは、「自分に割り当てられているすべてのアラート」など、ケース・ブラウザですべてのユーザーが表示できるフィルタです。実際の検索では、ユーザーが表示可能なアラートのみが返されることに注意してください(つまり、フィルタではすべてのイシューが表示されるが、ユーザーが表示できるのは自分に割り当てられたイシューのみである場合、フィルタで返されるのはこれらの割り当てられたアラートのみです)。さらに、ユーザーには、そのユーザーにアクセス権限のないソースを指定するグローバル・フィルタは表示されません。たとえば、イタリアのマネージャが、現在のユーザーに割り当てられたイタリアの制裁アラートに対するグローバル・フィルタを指定した場合、スペインのユーザーにはこれは表示されません。
- C.M.Static: Edit Supplementary Data - 特定のケース・ソースに対するアラートのレビュー時にユーザーが参照する属性のセットのカスタマイズを、ユーザーに許可します。このカスタマイズは現在のユーザーに対する一時的な設定ではなく、ソースからのアラートのレビュー時にすべてのユーザーに対する設定に影響を与えることに注意してください。したがって、これらのカスタマイズはレビュー担当者が作業を開始する前に実行する必要があります。
- C.M.Static: Edit User Filters - ユーザー自身のみが自分のケース・ブラウザで使用できるフィルタの作成および変更をユーザーに許可します。前述のとおり、検索は常にユーザーの権限内で行われます。
- C.M.Static: Restrict Attachments - 添付に対する他のユーザーのアクセス権限の制限をユーザーに許可します(たとえば、同じFinancial Crime Teamユーザーのみが参照可能な添付の作成などです)。
- C.M.Static: Restrict Cases - アラートまたはケースの権限の限定的な変更をユーザーに許可します(たとえば、Financial Crime Teamユーザーのみが参照できるようにします)。ユーザーは、自分がメンバーであるユーザーのグループに対するケースまたはアラートのみ制限できます。
- C.M.Static: Restrict Comments - コメントに対する他のユーザーのアクセス権限の制限をユーザーに許可します(たとえば、同じFinancial Crime Teamユーザーのみが参照可能なコメントの作成などです)。
- C.M.Static: View Cases Assigned To Other Users - 他のユーザーに割り当てられたケースおよびアラートの表示をユーザーに許可します(ただし、FCTアラートなどの特定の権限を使用して制限されていない場合にかぎります)。
- C.M.Static: View Unassigned Cases - 未割当のケースおよびアラートの表示をユーザーに許可します(ただし、FCTアラートなどの特定の権限を使用して制限されていない場合にかぎります)。
Oracle (R) Enterprise Data Qualityオンライン・ヘルプ バージョン8.1
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