イシューの使用によって、EDQのユーザーはデータ分析時の主要な結果レコードを保持でき、プロジェクトで作業を複数のユーザーに割り当てて追跡する方法も提供されます。
イシューの一般的な使用方法は、データ監査の実行時に検出されたインテリジェンス情報を取得して、完了が必要なアクション(たとえば、クレンジングによる解決が必要なデータ品質イシューにおける複数の方法)のリストと照合することです。
特に、EDQの様々なユーザーを様々なアクティビティに専従させることができます。たとえば、監査ユーザーはデータを分析し、情報および未処理のイシューを専門のデータ・クレンジング・ユーザーに渡すことができます。
ユーザーに割り当てられているイシューとアクションは、ツールバーのイシュー・マネージャ・サマリー・セクションからすばやく確認できます。
このサマリー・セクションをクリックするとイシュー・マネージャが起動し、ここで表示するイシューを選択できます。デフォルトでは、ログインしたユーザーに割り当てられているオープン・イシューが表示されます。
イシューは、結果ブラウザの結果から作成され、レビューするマッチ結果が割り当てられます。たとえば、「Postcode」属性に対するQuickstatsプロファイラの結果に基づいてイシューを作成するには、結果を右クリックして「Create Issue」を選択します。
「Issue Creation」ダイアログが表示されます。イシューは、そのイシューを作成したプロセッサに自動的にリンクされます。その後、イシューを別のユーザーに割り当てると、割り当てられたユーザーが関連プロセッサの結果に直接リンクできるようになります。
イシューは、マッチ・レビュー・アプリケーションでレビューするマッチ結果を割り当てるときにも使用されます。この場合、レビューする結果を割り当てるユーザーがイシューを作成し、特定ユーザーまたはユーザーのグループに割り当てます。イシューには、スタンドアロンのレビュー・アプリケーションを開く際に使用できるURLが含まれているため、レビュー担当ユーザーには、結果の生成に使用するプロセスの構成へのアクセス権はありません。
詳細は、「マッチ・レビューの使用」を参照してください。
次のスクリーンショットは、イシューをアクションとともに追加して別のユーザーに割り当てる例を示しています。
管理者は、ユーザーが自分に関係するイシューが作成または変更された場合にEメールを受信するようにEDQを構成できます。
これを実行するには、管理者は、サーバー構成ディレクトリのnotification/smtpサブフォルダにあるmail.propertiesファイルに有効なSMTPサーバー詳細を設定する必要があります。詳細は、「Eメール通知の構成」を参照してください。同じSMTPサーバー詳細がジョブ通知にも使用されます。
イシューに関するEメール通知のレイアウトと内容を定義したデフォルト・テンプレートが提供されています。これは必要に応じて変更できます。
Eメールには、イシューを開くためのリンクが記載されています。結果から発生したイシューの場合は、リンクによってEDQイシュー・マネージャが開き、マッチ結果をレビューするために割り当てられたイシューの場合は、関連する結果が選択された状態でマッチ・レビュー・アプリケーションが開きます。
イシューに関するEメールが有効な場合、EDQ(「User Configuration」ページ)で設定されたEメール・アドレスを持つユーザーは、次の表に示すEメールを受信します。これらのイベントのいくつかが単一のアクションで発生する場合(たとえば、イシューがユーザーによって作成され、そのユーザーに割り当てられた場合)は、単一のEメールのみが送信されます。
イベント |
通知Eメールの送信先 |
---|---|
イシューの作成 |
イシューの作成者 |
イシューの割当 |
イシューの作成者、現在の割当先 |
イシューの更新(割当解除または再割当なし) |
イシューの作成者、現在の割当先 |
イシューの割当解除 |
イシューの作成者、以前の割当先 |
イシューの再割当 |
イシューの作成者、現在の割当先、以前の割当先 |
イシューの削除 |
イシューの作成者、現在の割当先 |
次のスクリーンショットは、デフォルト・テンプレートを使用したEメールの例を示しています。
Oracle (R) Enterprise Data Qualityオンライン・ヘルプ バージョン8.1
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