Merge Data Streams |
「Merge Data Streams」プロセッサを使用すると、各入力データ・ストリームをターゲット構造にマップすることにより、複数の入力データ・ストリームを1つのストリームにマージできます。
「Merge Data Streams」では、レコードの変換、照合またはマージは実行されません。すべての入力レコードが出力され、ターゲット構造にマップされます。
「Merge Data Streams」は、同じタイプのエンティティを表すデータのソースが複数あり、すべてのソースの属性構造が似ているため、ターゲット構造に簡単にマップできる場合に使用します。データ・ストリームがマージされた後は、すべてのソースの全レコードが処理対象になるように定義できます。
マージするデータ・ストリームからの属性。
「Merge Data Streams」の構成画面は、複数のデータ・ストリームを1つのターゲットにマップできるように設計されており、各入力データ・ストリームを順番に処理できます。各入力データ・ストリームをターゲットの出力データ・ストリームにマップする手順は、次のとおりです。
「Merge Data Streams」は入力されたストリームから完全に新規のデータ・ストリームを出力するため、「Merge Data Streams」の前のプロセッサを、「Merge Data Streams」の後のプロセッサに直接接続できません。たとえば、次のスクリーンショットの例では、ユーザーが描画しようとしているライターへの接続は不可能です。
また、新規のデータ・ストリームが出力されると(必ずしも完全に書き出されるわけではないが)、ドリルダウンして結果を表示するときに、リーダーで使用されたスナップショットまたはステージング・データにリンクできなくなります。これは、「Merge Data Streams」プロセッサの後続プロセッサの結果をドリルダウンすると、データ・セット内のすべての属性ではなく、実際に処理された属性のみ表示できることを意味します。
「Merge Data Streams」で出力されるデータ属性は、構成画面を使用してユーザー定義されます。
なし
実行モード |
サポート |
バッチ |
Yes |
リアルタイム・モニタリング |
Yes |
リアルタイム応答 |
Yes |
「Merge Data Streams」プロセッサは、すべての入力レコードを取得して、完全に新規のデータ・ストリームを出力します。このため、「Merge Data Streams」プロセッサを含むプロセスの実行中に、進行状況バーに表示されるレコード件数が想定より多くなる場合があります。これは、EDQでは、すべての入力レコードを(新規のデータ・ストリーム内の)出力レコードとは別にカウントしているためです。マッチ・プロセッサも新規のデータ・ストリームを出力するため、マッチ・プロセッサの実行中も同様です。
「Merge Data Streams」では、ターゲット・データ・セットのみのビューが表示されます。入力データ・ストリームは表示されません。
「Merge Data Streams」では、ターゲット構造にマップされたすべての入力レコードとともに、1つの「Merged」出力フィルタを出力します。
この例では、ビジネス担当者を表すレコードの複数のソースを、1つのデータ・ストリームにマージします。
ソースAからのレコード
ソースBからのレコード
「Merge Data Streams」の構成
ソースAのマッピング
ソースBのマッピング
出力データ・ストリーム
Oracle (R) Enterprise Data Qualityオンライン・ヘルプ バージョン8.1
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