マッチ・プロセッサについて |
マッチ・プロセッサを使用すると、同一ソースまたは複数のソースのレコードを照合し、マッチ・プロセスの結果をレビューできます。
マッチ・プロセッサには、マッチ処理での処理が必要なビジネス問題のタイプに応じて、6つのタイプがあります。
マッチ・プロセッサ |
ビジネス問題 |
すべてのタイプのマッチ問題に対応する汎用目的のマッチ・プロセッサ。使用可能なすべてのオプションを使用してマッチを構成できます。 |
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単一データ・セット内の重複レコードを識別またはマージ(あるいはその両方)します。 |
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単一データ・セット内のレコードを属性(1つまたは複数)別にグループ化し、複数のグループをマージします。 |
データ・セット間のマッチ・レコードを識別してリンクします。
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1つ以上の参照データ・セットとマッチさせることにより、運用可能なデータ・セットを拡張します。 |
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複数データ・セット内の重複レコードを識別または統合(あるいはその両方)して、「最適」なレコードを作成します。
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これらの調整されたプロセッサを使用すると、処理対象のビジネス問題に適したデフォルト構成を使用してマッチを構成できます。
各マッチ・プロセッサ内でのマッチ・プロセスの定義では、マッチの各ステージが実社会の論理ステップにあわせて調整されます。
マッチ・プロセス定義のステージ |
マッチサブプロセッサ |
マッチ・プロセスにどのデータを含めるか? |
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レコードの識別に何を使用するか? |
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高速マッチのためにデータを複数クラスタに分割する方法は? |
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レコードを比較してその比較結果を解釈する方法は? |
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マッチ・レコードのマージ方法は? |
「Deduplicate」および「Group and Merge」を除くすべてのマッチ・プロセッサは、複数ソースのデータを受け入れることに注意してください。複数ソースのデータをマッチのプロセスに接続するには、マッチ処理に含めるデータのソースごとにリーダー(読取り/書込みファミリ)を追加します。
マッチの詳細は、「マッチ処理の概念ガイド」を参照してください。
すべてのマッチ判定を自動化できるわけではない(EDQの主要原理の1つ)ため、結果のレビューはマッチ・プロセスの主要部分です。マッチ結果を手動でレビューすることにより、ユーザーは特定のインテリジェンスを個々のケースに適用できるため、マッチ・プロセスを検証したり調整できます。
EDQには、マッチ・レビューおよびCase Managementの2つのレビュー・アプリケーションが用意されています。これらのアプリケーションでは様々な方法でマッチ結果が分割されるため、結果のレビューに使用するレビュー・アプリケーションをマッチ・プロセッサで事前に選択しておく必要があります。マッチ・プロセッサが定義されて実行されると、その結果は構成済のアプリケーションによってレビューできます。
使用可能なレビュー・オプションの詳細は、「マッチ結果のレビュー」を参照してください。
Oracle (R) Enterprise Data Qualityオンライン・ヘルプ バージョン8.1
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