Date Difference

「Date Difference」プロセッサでは、2つの日付の値を比較し、その差異を返します。指定したオプションに従って、年、月、週または日、あるいはこれらの組合せで差異を返します。

用途

「Date Difference」は、2つの日付の差異を導出するために使用します。たとえば、生年月日属性が指定された個人のデータ・セットがある場合は、「Add Current Date」の後に「Date Difference」を使用して、各個人の現在の年齢を計算できます。

構成

入力

「Date Difference」では、2つの日付属性を正しく入力する必要があります。

オプション

オプションを使用して、「Date Difference」が各レコードの2つの日付値の差異を出力する方法を決定します。年、月、週および日に対して個別の出力属性が出力されますが、オプションは組み合せて使用できます。たとえば、「Whole days?」オプションのみを「Yes」に設定すると、日付の差異は単純に日数で出力されますが、すべてのオプションを「Yes」に設定すると、差異は、年数、月数、週数および日数で構成され、この場合、日数は必ず0から6までの値になります(7日は1週間に該当するため)。

オプション

タイプ

目的

デフォルト値

Whole years?

Yes/No

日付の差異を年数で出力するかどうかを決定します。

No

Whole months?

Yes/No

日付の差異を月数で出力するかどうかを決定します。

No

Whole weeks?

Yes/No

日付の差異を週数で出力するかどうかを決定します。

No

Whole days?

Yes/No

日付の差異を日数で出力するかどうかを決定します。

No

Time zone (subtract from)

タイム・ゾーン

被減算日付の解釈に使用するタイム・ゾーンを決定します。

Directorのタイム・ゾーン

Time zone (subtracted)

タイム・ゾーン

減算する日付の解釈に使用するタイム・ゾーンを決定します。

Directorのタイム・ゾーン

出力

データ属性

データ属性

タイプ

目的

WholeYears

追加

2つの日付値の間を年数で格納します。

2つの日付の間の年数。

WholeMonths

追加

2つの日付値の間を月数で格納します。

2つの日付の間の月数。

WholeYearsも出力される場合は、最後の1年に追加される月数(0から11の数値)です。

WholeWeeks

追加

2つの日付値の間を週数で格納します。

2つの日付の間の週数。

WholeMonthsも出力される場合は、最後の1か月に追加される週数(0から4の数値)です。

WholeDays

追加

2つの日付値の間を日数で格納します。

2つの日付の間の日数。

WholeWeeksも出力される場合は、最後の1週間に追加される日数(0から6の数値)です。

注意: 比較する日付の一方がNullの場合、「Date Difference」プロセッサでは日付の差異を計算できないため、選択したすべての出力属性にnull値が出力されます。

フラグ

なし

実行

実行モード

サポート

バッチ

Yes

リアルタイム・モニタリング

Yes

リアルタイム応答

Yes

結果ブラウザの表示

「Date Difference」プロセッサは、サマリー・データを出力しません。新しい日付差異属性は、データ・ビューのその他すべての属性の左側に表示されます。

出力フィルタ

なし

この例では、「Date Difference」を使用して、生年月日属性と現在の処理日を比較することで、顧客の年齢を年で導出します。出力属性は、「WholeYears」から「Age」という名称に変更されています。

Oracle (R) Enterprise Data Qualityオンライン・ヘルプ バージョン8.1
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