表2-4にCharacterDataRef
インタフェースで使用できるメソッドの概要を示します。
表2-4 CharacterDataRefメソッドの概要: DOMパッケージ
関数 | 概要 |
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ノードの現行データの最後にデータを追加します。 |
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ノードのデータの一部を削除します。 |
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ノードのデータを戻します。 |
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ノードのデータの長さを戻します。 |
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ノードの現行データに文字列を挿入します。 |
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ノードのデータの一部を置換します。 |
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ノードのデータを設定します。 |
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ノードのデータの部分文字列を取得します。 |
CharacterData
ノードのデータの最後に文字列を追加します。追加するデータはデータ・エンコーディング内に含まれている必要があります。これは検証、変換、確認されません。
構文
void appendData( oratext* data) throw (DOMException);
パラメータ | 説明 |
---|---|
data |
追加するデータ |
CharacterData
ノードのデータから一定範囲の文字を削除します。オフセットは0(ゼロ)から始まるため、データの先頭はオフセット0(ゼロ)で表されます。オフセットとカウントはどちらも、バイト数ではなく文字数で表されます。オフセットとカウントの合計がデータ長を超える場合、オフセットからデータの最後までのすべての文字が削除されます。
構文
void deleteData( ub4 offset, ub4 count) throw (DOMException);
パラメータ | 説明 |
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offset |
削除の開始点となる文字オフセット |
count |
削除する文字数 |
substringData() によって割り当てられた文字列の割当てを解除します。これはOracleの拡張機能です。
構文
void freeString( oratext* str);
パラメータ | 説明 |
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str |
文字列 |
データ・エンコーディング内のCharacterData
ノードのデータ(テキスト、コメントまたはCDATA)を戻します。
構文
oratext* getData() const;
戻り値
(oratext*)
ノードのデータ。
CharacterData
ノードのデータ(Text
、Comment
またはCDATA
)の長さを、バイト数ではなく文字数で戻します。
構文
ub4 getLength() const;
戻り値
(ub4)
ノードのデータの長さ(バイト数ではなく、文字数)。
CharacterData
ノードのデータの指定位置に文字列を挿入します。挿入されるデータはデータ・エンコーディングに含まれている必要があります。これは検証、変換、確認されません。オフセットは、バイト数ではなく文字数で指定されます。オフセットは0(ゼロ)から始まるため、オフセット0(ゼロ)の位置に挿入するとデータが先頭に付加されます。
構文
void insertData( ub4 offset, oratext* data) throw (DOMException);
パラメータ | 説明 |
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offset |
挿入の開始点となる文字オフセット |
data |
挿入するデータ |
CharacterData
ノードのデータの一定範囲の文字を新規文字列で置換します。オフセットは0(ゼロ)から始まるため、データの先頭はオフセット0(ゼロ)で表されます。置換データはデータ・エンコーディングに含まれている必要があります。これは検証、変換、確認されません。オフセットおよびカウントはどちらも、バイト数ではなく文字数で表されます。オフセットとカウントの合計が長さを超える場合、データの最後までのすべての文字が置換されます。
構文
void replaceData( ub4 offset, ub4 count, oratext* data) throw (DOMException);
パラメータ | 説明 |
---|---|
offset |
オフセット |
count |
置換する文字数 |
data |
データ |
CharacterData
ノードのデータ(テキスト、コメントまたはCDATA)を設定し、古いデータを置換します。新しいデータの検証、変換、確認は行われません。新しいデータはデータ・エンコーディングに含まれている必要があります。
構文
void setData( oratext* data) throw (DOMException);
パラメータ | 説明 |
---|---|
data |
データ |
CharacterData
ノードから一定範囲の文字データ(Text
、Comment
またはCDATA
)を戻します。データはデータ・エンコーディングに含まれるため、オフセットおよびカウントはバイト数ではなく文字数で表されます。文字列の先頭はオフセット0(ゼロ)です。オフセットとカウントの合計が長さを超える場合、データの最後までのすべての文字が戻されます。部分文字列はコンテキスト管理されたメモリーに永続的に割り当てられており、freeString
によって明示的に割当て解除される必要があります。
構文
oratext* substringData( ub4 offset, ub4 count) throw (DOMException);
パラメータ | 説明 |
---|---|
offset |
オフセット |
count |
抽出する文字数 |
戻り値
(oratext *)
指定された部分文字列。