この項では、OCI NUMBER
関数について説明します。
表19-12 NUMBER関数
関数 | 用途 |
---|---|
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絶対値を計算します。 |
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アーク・コサインを計算します。 |
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アーク・サインを計算します。 |
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アーク・タンジェントを計算します。 |
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2つの |
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1つの |
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コサインを計算します。 |
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2つの |
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eを指定のOracle |
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整数をOracle |
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実数をOracle |
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文字列をOracle |
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双曲線コサインを計算します。 |
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双曲線サインを計算します。 |
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双曲線タンジェントを計算します。 |
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Oracle |
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指定の底を整数で累乗します。 |
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自然対数を計算します。 |
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任意の底に対する対数を計算します。 |
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除算の剰余を取得します。 |
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底eを累乗します。 |
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Oracle |
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10の累乗を乗算し、小数点以下を指定の桁数にします。 |
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Oracle |
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サインを計算します。 |
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タンジェントを計算します。 |
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Oracle |
|
Oracle |
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Oracle |
|
Oracle |
用途
Oracle NUMBER
の絶対値を計算します。
構文
sword OCINumberAbs ( OCIError *err, const OCINumber *number, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
入力NUMBER
です。
入力NUMBER
の絶対値です。
コメント
この関数は、NUMBER
引数にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
用途
2つのOracle NUMBER
を加算します。
構文
sword OCINumberAdd ( OCIError *err, const OCINumber *number1, const OCINumber *number2, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
加算されるNUMBER
です。
number1
をnumber2
に加算した結果です。
コメント
この関数は、NUMBER
引数にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
用途
Oracle NUMBER
のアーク・コサインをラジアン単位で求めます。
構文
sword OCINumberArcCos ( OCIError *err, const OCINumber *number, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
アーク・コサインの引数です。
ラジアンのアーク・コサインの結果です。
コメント
この関数は、NULL
のNUMBER
引数がある場合、またはnumber
が-1より小さいかnumber
が1より大きい場合はエラーを戻します。
関連関数
用途
Oracle NUMBER
のアーク・サインをラジアン単位で求めます。
構文
sword OCINumberArcSin ( OCIError *err, const OCINumber *number, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
アーク・サインの引数です。
ラジアンのアーク・サインの結果です。
コメント
この関数は、NULL
のNUMBER
引数がある場合、またはnumber
が-1より小さいかnumber
が1より大きい場合はエラーを戻します。
関連関数
用途
Oracle NUMBER
のアーク・タンジェントをラジアン単位で求めます。
構文
sword OCINumberArcTan ( OCIError *err, const OCINumber *number, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
アーク・タンジェントの引数です。
ラジアンのアーク・タンジェントの結果です。
コメント
この関数は、NUMBER
引数にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
用途
2つのOracle NUMBER
のアーク・タンジェントを求めます。
構文
sword OCINumberArcTan2 ( OCIError *err, const OCINumber *number1, const OCINumber *number2, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
アーク・タンジェントの引数1です。
アーク・タンジェントの引数2です。
ラジアンのアーク・タンジェントの結果です。
コメント
この関数は、NULL
のNUMBER
引数がある場合、またはnumber2
が0(ゼロ)の場合はエラーを戻します。
関連関数
用途
1つのOracle NUMBER
を別のOracle NUMBER
に代入します。
構文
sword OCINumberAssign ( OCIError *err, const OCINumber *from, OCINumber *to );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
割当て対象のNUMBER
です。
コピー先のNUMBER
です。
コメント
from
によって識別されたNUMBER
をto
によって識別されたNUMBER
に代入します。
この関数は、NUMBER
引数にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
用途
Oracle NUMBER
の上限値を計算します。
構文
sword OCINumberCeil ( OCIError *err, const OCINumber *number, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
入力NUMBER
です。
入力NUMBER
の上限値を含む出力です。
コメント
この関数は、NUMBER
引数にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberFloor()
用途
2つのOracle NUMBER
を比較します。
構文
sword OCINumberCmp ( OCIError *err, const OCINumber *number1, const OCINumber *number2, sword *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
比較するNUMBER
です。
比較結果は次のとおりです。
コメント
この関数は、NUMBER
引数にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberAssign()
用途
Oracle NUMBER
のコサインをラジアン単位で計算します。
構文
sword OCINumberCos ( OCIError *err, const OCINumber *number, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
ラジアンのコサインの引数です。
コサインの結果です。
コメント
この関数は、NUMBER
引数にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberArcCos()
用途
OCINumberを減分します。
構文
sword OCINumberDec ( OCIError *err, OCINumber *number );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
減分される正数のOracle NUMBER
です。
コメント
Oracle NUMBER
を適切に減分します。入力値は0〜100^21-2の整数であるとみなされます。入力値が大きすぎる場合は0(ゼロ)として扱われ、その結果、Oracle NUMBER
は1になります。入力値が正の整数でない場合は、予想できない結果になります。
この関数は、入力NUMBER
にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
用途
2つのOracle NUMBER
を除算します。
構文
sword OCINumberDiv ( OCIError *err, const OCINumber *number1, const OCINumber *number2, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
分子へのポインタです。
分母へのポインタです。
除算結果です。
コメント
number1
をnumber2
で除算し、その結果をresult
に戻します。
この関数は、次の場合にエラーを戻します。
NUMBER
引数にNULL
がある場合
アンダーフロー・エラーがある場合
ゼロによる除算エラーがある場合
関連関数
用途
eを指定のOracle NUMBER
で累乗します。
構文
sword OCINumberExp ( OCIError *err, const OCINumber *number, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
この関数は、eをこのOracle NUMBER
で累乗します。
指数の出力です。
コメント
この関数は、NUMBER
引数にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
用途
Oracle NUMBER
の下限値を計算します。
構文
sword OCINumberFloor ( OCIError *err, const OCINumber *number, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
入力NUMBER
です。
入力NUMBER
の下限値です。
コメント
この関数は、NUMBER
引数にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
用途
整数をOracle NUMBER
に変換します。
構文
sword OCINumberFromInt ( OCIError *err, const void *inum, uword inum_length, uword inum_s_flag, OCINumber *number );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
変換する整数へのポインタです。
整数のサイズです。
整数の符号を指定するフラグで、可能な値は次のとおりです。
OCI_NUMBER_UNSIGNED
− 符号なしの値
OCI_NUMBER
_SIGNED
− 符号付きの値
Oracle NUMBER
に変換される指定の整数です。
コメント
これは、システム固有な型変換関数です。 ub4
やsb2
などのOracle標準システム固有の整数型をOracle NUMBER
に変換します。
この関数は、数値が大きすぎてOracle NUMBER
に適合しない場合、number
またはinum
がNULL
の場合、あるいはinum_s_flag
に無効な符号フラグの値が渡された場合は、エラーを戻します。
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberToInt()
用途
実数(浮動小数点数)型をOracle NUMBER
に変換します。
構文
sword OCINumberFromReal ( OCIError *err, const void *rnum, uword rnum_length, OCINumber *number );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
変換する浮動小数点数へのポインタです。
目的の結果のサイズです。sizeof
({float
| double
| long double
})に等しくなります。
Oracle NUMBER
に変換される指定のfloatです。
コメント
これは、システム固有な型変換関数です。システム固有の浮動小数点型をOracle NUMBER
に変換します。
この関数は、number
またはrnum
がNULL
であるか、rnum_length
が0(ゼロ)である場合はエラーを戻します。
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberToReal()
用途
文字列をOracle NUMBER
に変換します。
構文
sword OCINumberFromText ( OCIError *err, const OraText *str, ub4 str_length, const OraText *fmt, ub4 fmt_length, const OraText *nls_params, ub4 nls_p_length, OCINumber *number );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
Oracle NUMBER
に変換する入力文字列です。
入力文字列のサイズです。
変換書式です。
fmt
パラメータの長さです。
グローバル・サポートのフォーマット指定です。ヌル
文字列("")の場合は、セッションのデフォルト・パラメータが使用されます。
nls_params
パラメータの長さです。
NUMBER
に変換される指定の文字列です。
コメント
指定された文字列を指定の書式のNUMBER
に変換します。書式および多言語パラメータの詳細は『Oracle Database SQLリファレンス』のTO_NUMBER変換関数の説明を参照してください。
この関数は、無効な書式、マルチバイト書式または入力文字列がある場合、number
またはstr
がNULL
である場合、あるいはstr_length
が0(ゼロ)である場合はエラーを戻します。
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberToText()
用途
Oracle NUMBER
の双曲線コサインを計算します。
構文
sword OCINumberHypCos ( OCIError *err, const OCINumber *number, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
コサイン双曲線の引数です。
コサイン双曲線の結果です。
コメント
この関数は、NUMBER引数のいずれかにNULL
がある場合はエラーを戻します。
注意: Oracle NUMBER のオーバーフローは、予想できない結果値が出力される原因となります。 |
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberHypSin()、OCINumberHypTan()
用途
Oracle NUMBER
の双曲線サインを計算します。
構文
sword OCINumberHypSin ( OCIError *err, const OCINumber *number, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
サイン双曲線の引数です。
サイン双曲線の結果です。
コメント
この関数は、NUMBER
引数のいずれかにNULL
がある場合はエラーを戻します。
注意: Oracle NUMBER のオーバーフローは、予想できない結果値が出力される原因となります。 |
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberHypSin()、OCINumberHypTan()
用途
Oracle NUMBER
の双曲線タンジェントを計算します。
構文
sword OCINumberHypTan ( OCIError *err, const OCINumber *number, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
タンジェント双曲線の引数です。
タンジェント双曲線の結果です。
コメント
この関数は、NUMBER
引数のいずれかにNULL
がある場合はエラーを戻します。
注意: Oracle NUMBER のオーバーフローは、予想できない結果値が出力される原因となります。 |
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberHypCos()、OCINumberHypSin()
用途
OCINumberを増分します。
構文
sword OCINumberInc ( OCIError *err, OCINumber *number );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
増分される正数のOracle NUMBER
です。
コメント
Oracle NUMBER
を適切に増分します。入力値は0〜100^21-2の整数であるとみなされます。入力値が大きすぎる場合は0(ゼロ)として扱われ、その結果、Oracle NUMBER
は1になります。入力値が正の整数でない場合は、予想できない結果になります。
この関数は、入力NUMBER
にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
用途
指定の基数を指定の整数で累乗します。
構文
sword OCINumberIntPower ( OCIError *err, const OCINumber *base, const sword exp, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
指数の基数です。
基数が累乗される指数です。
指数の出力です。
コメント
この関数は、NUMBER
引数のいずれかにNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberPower()
用途
OCINumberが整数かどうかをテストします。
構文
sword OCINumberIsInt ( OCIError *err, const OCINumber *number, boolean *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
テストされるNUMBER
です。
整数値の場合はTRUE
、それ以外の場合はFALSE
に設定されます。
コメント
この関数は、number
またはresult
がNULL
の場合にエラーを戻します。
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberRound()、OCINumberTrunc()
用途
指定のNUMBER
が0(ゼロ)に等しいかどうかをテストします。
構文
sword OCINumberIsZero ( OCIError *err, const OCINumber *number, boolean *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
比較するNUMBER
です。
0(ゼロ)の場合はTRUE
、それ以外の場合はFALSE
が設定されます。
コメント
この関数は、NUMBER
引数にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberSetZero()
用途
Oracle NUMBER
の自然対数(基数e)を求めます。
構文
sword OCINumberLn ( OCIError *err, const OCINumber *number, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
このNUMBER
の対数を計算します。
対数結果です。
コメント
この関数は、NUMBER
引数がNULL
のいずれかである場合、またはnumber
が0(ゼロ)以下の場合はエラーを戻します。
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberExp()、OCINumberLog()
用途
Oracle NUMBER
の任意の基数に対する対数を求めます。
構文
sword OCINumberLog ( OCIError *err, const OCINumber *base, const OCINumber *number, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
対数の基数です。
演算子です。
対数結果です。
コメント
この関数は、次の場合にエラーを戻します。
NUMBER
引数にNULL
がある場合
number
<= 0
base
<= 0
関連関数
用途
2つのOracle NUMBER
の除算の余り(剰余)を取得します。
構文
sword OCINumberMod ( OCIError *err, const OCINumber *number1, const OCINumber *number2, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
分子へのポインタです。
分母へのポインタです。
結果の剰余です。
コメント
この関数は、number1
またはnumber2
がNULL
か、0(ゼロ)による除算エラーがある場合にエラーを戻します。
関連関数
用途
2つのOracle NUMBER
を乗算します。
構文
sword OCINumberMul ( OCIError *err, const OCINumber *number1, const OCINumber *number2, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
乗算するNUMBER
です。
乗算するNUMBER
です。
乗算結果です。
コメント
number1
にnumber2
を乗算し、その結果をresult
に戻します。
この関数は、NUMBER
引数にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
用途
Oracle NUMBER
を負の数にします。
構文
sword OCINumberNeg ( OCIError *err, const OCINumber *number, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
負の数にするNUMBER
です。
number
の負の値が入ります。
コメント
この関数は、NUMBER
引数のいずれかにNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberAbs()、OCINumberSign()
用途
指定の基数を指定の指数で累乗します。
構文
sword OCINumberPower ( OCIError *err, const OCINumber *base, const OCINumber *number, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
指数の基数です。
基数が累乗される指数です。
指数の出力です。
コメント
この関数は、NUMBER
引数にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
用途
OCINumber
を指定の小数点以下の桁数に丸めます。
構文
sword OCINumberPrec ( OCIError *err, const OCINumber *number, eword nDigs, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
精度を設定する数値です。
目的の結果の小数点以下の桁数です。
結果です。
コメント
桁数に基づいて、浮動小数点を丸めます。
この関数は、NUMBER
引数にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberRound()
用途
Oracle NUMBER
を指定の小数点以下の桁数に丸めます。
構文
sword OCINumberRound ( OCIError *err, const OCINumber *number, sword decplace, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
丸めるNUMBER
です。
丸める小数点以下の桁数です。負数も可能です。
丸めた結果の出力です。
コメント
この関数は、NUMBER
引数にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberTrunc()
用途
OCINumber
をPiに設定します。
構文
void OCINumberSetPi ( OCIError *err, OCINumber *num );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
Piの値に設定されるNUMBER
です。
コメント
指定のNUMBER
をPiの値に初期化します。
関連関数
用途
Oracle NUMBER
を0(ゼロ)に初期化します。
構文
void OCINumberSetZero ( OCIError *err OCINumber *num );
パラメータ
有効なOCIエラー・ハンドルです。関数がエラーを生成しないため、この関数はエラーをチェックしません。
0(ゼロ)値に初期化するNUMBERです。
コメント
なし
関連関数
用途
NUMBER
を10の累乗で乗算し、小数点を指定の桁に移動します。
構文
sword OCINumberShift ( OCIError *err, const OCINumber *number, const sword nDig, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
桁を移動するOracle NUMBER
です。
移動する小数点以下の桁数です。
桁を移動した結果です。
コメント
number
を10^nDig
で乗算し、product
に結果を設定します。
この関数は、入力number
にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
用途
Oracle NUMBER
の符号を取得します。
構文
sword OCINumberSign ( OCIError *err, const OCINumber *number, sword *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
符号が戻されるNUMBER
です。
可能な値は次のとおりです。
コメント
この関数は、number
またはresult
がNULL
の場合にエラーを戻します。
関連関数
用途
Oracle NUMBER
のサインをラジアン単位で計算します。
構文
sword OCINumberSin ( OCIError *err, const OCINumber *number, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
ラジアン単位でのサインの引数です。
サインの結果です。
コメント
この関数は、NUMBER
引数のいずれかにNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberArcSin()
用途
Oracle NUMBER
の平方根を計算します。
構文
sword OCINumberSqrt ( OCIError *err, const OCINumber *number, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
入力NUMBER
です。
入力NUMBER
の平方根を含む出力です。
コメント
この関数は、number
がNULL
または負のnumber
の場合はエラーを戻します。
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberPower()
用途
2つのOracle NUMBER
を減算します。
構文
sword OCINumberSub ( OCIError *err, const OCINumber *number1, const OCINumber *number2, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
この関数は、number1
からnumber2
を減算します。
減算結果です。
コメント
number1
からnumber2
を減算し、その結果をresult
に戻します。
この関数は、NUMBER
引数にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
用途
Oracle NUMBER
のタンジェントをラジアン単位で計算します。
構文
sword OCINumberTan ( OCIError *err, const OCINumber *number, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
ラジアン単位でのタンジェントの引数です。
タンジェントの結果です。
コメント
この関数は、NUMBER
引数にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberArcTan()、OCINumberArcTan2()
用途
Oracle NUMBER
型を整数に変換します。
構文
sword OCINumberToInt ( OCIError *err, const OCINumber *number, uword rsl_length, uword rsl_flag, void *rsl );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
変換するNUMBER
です。
適切な結果のサイズです。
出力値の符号を指定するフラグで、可能な値は次のとおりです。
OCI_NUMBER_UNSIGNED
− 符号なしの値
OCI_NUMBER_SIGNED
− 符号付きの値
結果を保存する領域へのポインタです。
コメント
これは、システム固有な型変換関数です。指定のOracle NUMBER
をub2
、ub4
、sb2
など、xbn
という書式の整数に変換します。
この関数は、number
またはrsl
がNULL
の場合、number
が大きすぎる(オーバーフロー)か小さすぎる(アンダーフロー)場合、または無効な符号フラグの値がrsl_flag
に渡された場合にエラーを戻します。
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberFromInt()
用途
Oracle NUMBER
型を実数に変換します。
構文
sword OCINumberToReal ( OCIError *err, const OCINumber *number, uword rsl_length, void *rsl );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
変換するNUMBER
です。
目的の結果のサイズです。sizeof
({float
| double
| long double
})に等しくなります。
結果を保存する領域へのポインタです。
コメント
これは、システム固有な型変換関数です。Oracle NUMBER
をシステム固有の実数型に変換します。この関数は、単に最大LDBL_DIGまたはDBL_DIG、FLT_DIG桁の精度のNUMBER
を変換し、後続の0(ゼロ)を削除します。これらの定数は、float.h
に定義されます。
この関数に有効なOCINumber
の値を渡す必要があります。それ以外の場合は、結果は保証されません。
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberFromReal()
用途
NUMBER
の配列を実数の配列に変換します。
構文
sword OCINumberToRealArray ( OCIError *err, const OCINumber **number, uword elems, uword rsl_length, void *rsl );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
変換対象のNUMBER
の配列へのポインタです。
NUMBER
ポインタの最大数です。
目的の結果のサイズです。sizeof({ float | double | long double
})
に等しくなります。
結果を保存する領域の配列へのポインタです。
コメント
Oracle NUMBER
をマシン固有の実数型に変換するシステム固有な型変換関数です。 この関数は、単に最大LDBL_DI
G
、
DBL_DIG
、またはFLT_DIG
桁の精度の数値を変換し、後続の0(ゼロ)を削除します。この定数は、float.h
ヘッダー・ファイルに定義されます。
この関数に有効なOCINumber
の値を渡す必要があります。それ以外の場合は、結果は保証されません。
戻り値
OCI_SUCCESS
(関数が正常に完了した場合)
OCI_INVALID_HANDLE
(err
がNULL
の場合)
OCI_ERROR
(number
またはrsl
がNULL
の場合、またはrsl_length
が0(ゼロ)の場合)
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberToReal()
用途
指定された書式に従って、Oracle NUMBER
を文字列に変換します。
構文
sword OCINumberToText ( OCIError *err, const OCINumber *number, const OraText *fmt, ub4 fmt_length, const OraText *nls_params, ub4 nls_p_length, ub4 *buf_size, OraText *buf );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
変換するOracle NUMBER
です。
変換書式です。
fmt
パラメータの長さです。
グローバル・サポートのフォーマット指定です。ヌル
文字列((text *)0
)の場合は、そのセッションのデフォルト・パラメータが使用されます。
nls_params
パラメータの長さです。
バッファのサイズです。
変換された文字列が配置されるバッファです。
コメント
書式およびグローバル・サポート・パラメータの詳細は『Oracle Database SQLリファレンス』のTO_NUMBER変換関数の説明を参照してください。
変換された数字文字列は、最大buf_size
バイトまでbuf
に格納されます。この関数は、次の場合にエラーを戻します。
number
またはbuf
がNULL
である場合
バッファが小さすぎる場合
書式またはマルチバイト・フォーマットが無効である場合
数値を指定の書式のテキストに翻訳するときにオーバーフローが発生した場合
関連関数
OCIErrorGet()、OCINumberFromText()
用途
Oracle NUMBER
を指定の小数点以下の桁数で切り捨てます。
構文
sword OCINumberTrunc ( OCIError *err, const OCINumber *number, sword decplace, OCINumber *result );
パラメータ
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、err
に記録され、OCI_ERROR
が戻されます。OCIErrorGet()
をコールして診断情報を取得します。
入力NUMBER
です。
切り捨てる小数点以下の桁数です。負数も可能です。
切捨ての出力です。
コメント
この関数は、NUMBER
引数にNULL
がある場合はエラーを戻します。
関連関数