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Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス
11g リリース1(11.1)
E05686-02
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138 DBMS_TRANSFORM

DBMS_TRANSFORMパッケージは、Oracle Advanced Queuingのメッセージ形式の変換機能へのインタフェースを提供します。


関連項目:

メッセージ形式の変換の詳細は、『Oracle Streamsアドバンスト・キューイング・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

この章では、次の項目について説明します。


DBMS_TRANSFORMサブプログラムの要約

表138-1 DBMS_TRANSFORMパッケージのサブプログラム

サブプログラム 説明

CREATE_TRANSFORMATIONプロシージャ


ソース・タイプのオブジェクトをターゲット・タイプのオブジェクトにマップする変換を作成します。

DROP_TRANSFORMATIONプロシージャ


指定した変換を削除します。

MODIFY_TRANSFORMATIONプロシージャ


既存の変換を変更します。



CREATE_TRANSFORMATIONプロシージャ

このプロシージャは、ソース・タイプのオブジェクトをターゲット・タイプのオブジェクトにマップする変換を作成します。変換式は、SQL式またはPL/SQLファンクションのどちらでも作成できます。ターゲット・タイプのオブジェクトを戻す必要があります。

構文

DBMS_TRANSFORM.CREATE_TRANSFORMATION (
    schema               VARCHAR2(30),
    name                 VARCHAR2(30),
    from_schema          VARCHAR2(30),
    from_type            VARCHAR2(30),
    to_schema            VARCHAR2(30),
    to_type              VARCHAR2(30),
    transformation       VARCHAR2(4000));

パラメータ

表138-2 CREATE_TRANSFORMATIONプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

schema

変換のスキーマを指定します。

name

変換名を指定します。

from_schema

ソース・タイプのスキーマを指定します。

from_type

ソース・タイプを指定します。

to_schema

ターゲット・タイプのスキーマを指定します。

to_type

ターゲット・タイプを指定します。

transformation

ターゲット・タイプのオブジェクトを戻す変換式を指定します。式は、ターゲット・タイプのオブジェクトを戻すファンクションまたはターゲット・タイプのコンストラクタ式にする必要があります。 変換式を指定せずに、MODIFY_TRANSFORMATIONを使用してターゲット・タイプの属性の変換を指定することも可能です。


使用上の注意

エンキューおよびデキュー時に変換を使用する場合、操作を起動するログイン・ユーザーは変換で使用されるPL/SQLファンクションの実行権限が必要です。伝播のため、キューの所有スキーマにはこれらの権限が必要です。


DROP_TRANSFORMATIONプロシージャ

このプロシージャは、指定した変換を削除します。

構文

DBMS_TRANSFORM.DROP_TRANSFORMATION (

schema VARCHAR2(30),

    name        VARCHAR2(30));

パラメータ

表138-3 DROP_TRANSFORMATIONプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

schema

変換のスキーマを指定します。

name

変換名を指定します。



MODIFY_TRANSFORMATIONプロシージャ

このプロシージャは、指定した変換の変換式を変更します。

構文

DBMS_TRANSFORM.MODIFY_TRANSFORMATION (
   schema             VARCHAR2(30),
   name               VARCHAR2(30),
   attribute_number   INTEGER,
   transformation     VARCHAR2(4000));

パラメータ

表138-4 MODIFY_TRANSFORMATIONプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

schema

変換のスキーマを指定します。

name

変換名を指定します。

attribute_number

新しい変換式を指定するターゲット・タイプの属性。ターゲット・タイプの単一の式として、新しい変換を指定する場合、0(ゼロ)の値を指定します。

transformation

変換式は、ターゲット・タイプの指定した属性のタイプを戻すSQL式またはPL/SQLファンクションにする必要があります。 attribute_numberが0(ゼロ)の場合、式は、ターゲット・タイプのオブジェクトを戻すPL/SQLファンクションまたはターゲット・タイプのコンストラクタ式にする必要があります。


使用上の注意