ルール・マネージャは、各種プロシージャが含まれたDBMS_RLMGR
パッケージを使用して、ルールおよびルール・セッションを作成および管理します。次の表では、DBMS_RLMGR
パッケージのプロシージャについて説明します。
特に明記しないかぎり、DBMS_RLMGRパッケージに定義されているプロシージャに渡される値と名前には、いずれも大/小文字区別がありません。大/小文字区別を保つためには、値を二重引用符で囲んでください。
ヒント: ルール・マネージャのパッケージ・プロシージャに関するすべてのリファレンス情報は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』の「DBMS_RLMGR」の章を参照してください。 |
表8-1 DBMS_RLMGRのプロシージャ
プロシージャ | 説明 |
---|---|
ADD_ELEMENTARY_ATTRIBUTEプロシージャ |
指定の属性をイベント構造(および式フィルタの属性セット)に追加します。 |
ADD_EVENTプロシージャ |
イベントをアクティブなセッションのルール・クラスに追加します。 |
ADD_FUNCTIONSプロシージャ |
イベント構造(および式フィルタの属性セット)を含む関数の承認済リストに関数、型またはパッケージを追加します。 |
ADD_RULEプロシージャ |
ルール・クラスにルールを追加します。 |
CONDITION_REF関数 |
コンポジット・イベントのルール条件からプリミティブ・ルール条件の参照を取得します。 |
CONSUME_EVENT関数 |
識別子を使用してイベントを使用し、対応するアクション実行用のルールを準備します。 |
CONSUME_PRIM_EVENTS関数 |
すべてのセマンティクスを使用するか、またはセマンティクスを使用せずに、1つ以上のプリミティブ・イベントを使用します。 |
CREATE_CONDITIONS_TABLEプロシージャ |
同じまたは異なるルール・クラスの複数のルールで共有できるプリミティブ・ルール条件のリポジトリを作成します。 |
CREATE_EVENT_STRUCTプロシージャ |
イベント構造を作成します。 |
CREATE_EXPFIL_INDEXESプロシージャ |
デフォルトの索引が削除された場合に、ルール・クラスの式フィルタ索引を作成します。 |
CREATE_INTERFACEプロシージャ |
ルール・クラスで直接操作するためにルール・クラスのインタフェース・パッケージを作成します。 |
CREATE_RULE_CLASSプロシージャ |
ルール・クラスを作成します。 |
DELETE_RULEプロシージャ |
ルール・クラスからルールを削除します。 |
DROP_CONDITIONS_TABLEプロシージャ |
条件表を削除します。 |
DROP_EVENT_STRUCTプロシージャ |
イベント構造を削除します。 |
DROP_EXPFIL_INDEXESプロシージャ |
ルール条件の式フィルタ索引を削除します。 |
DROP_INTERFACEプロシージャ |
ルール・クラスのインタフェース・パッケージを削除します。 |
DROP_RULE_CLASSプロシージャ |
ルール・クラスを削除します。 |
EXTEND_EVENT_STRUCT |
プリミティブ・イベント構造に属性を追加します。 |
GET_AGGREGATE_VALUE関数 |
コレクション・イベントに対して計算された値の総計を取得します。 |
GRANT_PRIVILEGEプロシージャ |
ルール・クラスに対する権限を別のユーザーに付与します。 |
PROCESS_RULESプロシージャ |
指定のイベントに対するルールを処理します。 |
PURGE_EVENTSプロシージャ |
ルール・クラスに関連付けられているすべてのイベントを削除し、いくつかのイベントに一致するルールに関連する状態情報を消去してルール・クラスをリセットします。 |
RESET_SESSIONプロシージャ |
データベース・セッション内で新規のルール・セッションを開始します。 |
REVOKE_PRIVILEGEプロシージャ |
ユーザーに付与されているルール・クラスに対する権限を取り消します。 |
SYNC_TEXT_INDEXESプロシージャ |
ルール条件にCONTAINS演算子が含まれている述語を処理するよう定義された索引を同期化します。 |