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Oracle Databaseルール・マネージャおよび式フィルタ開発者ガイド
11gリリース1(11.1)
E05697-01
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9 ルール・マネージャ・ビュー

ルール・マネージャのメタデータは、xxx_RLMGR接頭辞で定義されているルール・マネージャ・ビューを使用して表示できます。xxxは文字列「USER」または「ALL」です。これらのビューは読取り専用であり、ルール・マネージャのプロシージャにより作成およびメンテナンスされます。

表9-1に、各ビューの名前と説明を示します。

表9-1 ルール・マネージャ・ビュー

ビュー名 説明

USER_RLMGR_EVENT_STRUCTSビュー


現行のスキーマの全イベント構造のリスト。

USER_RLMGR_RULE_CLASSESビュー


現行のスキーマの全ルール・クラスのリスト。

USER_RLMGR_RULE_CLASS_STATUSビュー


ルール・クラス作成の進行状況のリスト。

USER_RLMGR_PRIVILEGESビュー


ルール・クラスに対する権限のリスト。

USER_RLMGR_COMPRCLS_PROPERTIESビュー


ルール・クラスに対して構成されたプリミティブ・イベント、および各イベントのプロパティのリスト。


9.1 USER_RLMGR_EVENT_STRUCTSビュー

USER_RLMGR_EVENT_STRUCTSビューには、現行のスキーマのイベント構造がすべて表示されます。このビューは、表9-2に示す列で定義されます。

表9-2 USER_RLMGR_EVENT_STRUCTSビュー

列名 データ型 説明

EVENT_STRUCTURE_NAME

VARCHAR2

イベント構造の名前を指定。

HAS_TIMESTAMP

VARCHAR2

イベント構造にイベント作成タイムスタンプを設定するかどうかを指定: YES/NO。

IS_PRIMITIVE

VARCHAR2

イベント構造が厳密にプリミティブかどうかを指定: YES/NO。

TABLE_ALIAS_OF

VARCHAR2

表の別名のプリミティブ・イベントの表名。

CONDITIONS_TABLE

VARCHAR2

このイベント構造に対して共有可能な条件を格納する表の名前。


9.2 USER_RLMGR_RULE_CLASSESビュー

USER_RLMGR_RULE_CLASSESビューには、現行のスキーマのルール・クラスがすべて表示されます。このビューは、表9-3に示す列で定義されます。

表9-3 USER_RLMGR_RULE_CLASSビュー

列名 データ型 説明

RULE_CLASS_NAME

VARCHAR2

ルール・クラスの名前。

ACTION_CALLBACK

VARCHAR2

ルール・クラスに対するアクション・コールバックとして構成されたプロシージャ。

EVENT_STRUCTURE

VARCHAR2

ルール・クラスに使用するイベント構造。

RULE_CLASS_PACK

VARCHAR2

ルール・クラスのカーソルを実装するパッケージの名前(内部)。

RCLS_RSLT_VIEW

VARCHAR2

現行のセッションで一致するイベントとルールを表示するビュー。

IS_COMPOSITE

VARCHAR2

ルール・クラスがコンポジット・イベントに対して構成されているかどうかを指定します。そのように構成されている場合、値はYESになります。

SEQUENCE_ENB

VARCHAR2

ルール・クラスが順序付けを使用するルール条件に対して使用可能かどうかを指定します。使用可能な場合、値はYESになります。

AUTOCOMMIT

VARCHAR2

ルール・クラスが自動コミットのイベントおよびルールに対して構成されているかどうかを指定します。そのように構成されている場合、値はYESになります。

CONSUMPTION

VARCHAR2

ルール・クラス内のイベントに対するデフォルトの使用率ポリシー。有効な値はEXCLUSIVEおよびSHAREDです。

DURATION

VARCHAR2

プリミティブ・イベントに対するデフォルトの継続時間ポリシー。

ORDERING

VARCHAR2

一致するルールとイベント間の競合解消で使用するOrdering句。

EQUAL

VARCHAR2

コンポジット・イベントに対して構成されたルール・クラスのequal指定。

DML_EVENTS

VARCHAR2

イベント管理で使用可能なDML操作のタイプ。

CNF_EVENTS

VARCHAR2

イベント管理で使用可能な変更通知のタイプ。


9.3 USER_RLMGR_RULE_CLASS_STATUSビュー

USER_RLMGR_RULE_CLASS_STATUSビューには、ルール・クラス作成の進行状況が表示されます。このビューは、表9-4に示す列で定義されます。

表9-4 USER_RLMGR_RULE_CLASS_STATUSビュー

列名 データ型 説明

RULE_CLASS_NAME

VARCHAR2

ルール・クラスの名前。

STATUS

VARCHAR2

ルール・クラスの現在のステータス。

STATUS_CODE

VARCHAR2

ステータスの内部コード。

NEXT_OPERATION

VARCHAR2

ルール・クラスに対して実行する次の操作。


9.4 USER_RLMGR_PRIVILEGESビュー

USER_RLMGR_PRIVILEGESビューには、ルール・クラスに対する権限が表示されます。このビューは、表9-5に示す列で定義されます。

表9-5 USER_RLMGR_PRIVILEGESビュー

列名 データ型 説明

RULE_CLASS_OWNER

VARCHAR2

ルール・クラスの所有者。

RULE_CLASS_NAME

VARCHAR2

ルール・クラスの名前。

GRANTEE

VARCHAR2

権限受領者。現行のユーザーまたはPUBLICになります。

PRCS_RULE_PRIV

VARCHAR2

ルールを実行または処理するための現行のユーザーの権限。

ADD_RULE_PRIV

VARCHAR2

新規ルールをルール・クラスに追加するための現行のユーザーの権限。

DEL_RULE_PRIV

VARCHAR2

ルールを削除するための現行のユーザーの権限。


9.5 USER_RLMGR_COMPRCLS_PROPERTIESビュー

USER_RLMGR_COMPRCLS_PROPERTIESビューには、ルール・クラスに対して構成されたプリミティブ・イベントとそのプロパティが表示されます。このビューは、表9-6に示す列で定義されます。

表9-6 USER_RLMGR_COMPRCLS_PROPERTIESビュー

列名 データ型 説明

RULE_CLASS_NAME

VARCHAR2

コンポジット・ルールに対して構成されたルール・クラスの名前。

PRIM_EVENT

VARCHAR2

コンポジット・イベント内のプリミティブ・イベントの名前。

PRIM_EVENT_STRUCT

VARCHAR2

プリミティブ・イベント構造(オブジェクト型)の名前。

HAS_CRTTIME_ATTR

VARCHAR2

プリミティブ・イベント構造にRLM$CRTTIME属性を設定するかどうかを指定します。この属性がある場合、値はYESになります。

CONSUMPTION

VARCHAR2

プリミティブ・イベントに対する使用率ポリシー。有効な値はEXCLUSIVEおよびSHAREDです。

TABLE_ALIAS_OF

VARCHAR2

表の別名のプリミティブ・イベントの表名。

DURATION

VARCHAR2

プリミティブ・イベントに対する継続時間ポリシー。

COLLECTION_ENB

VARCHAR2

コレクションに対してプリミティブ・イベントが有効かどうか。

GROUPBY_ATTRIBUTES

VARCHAR2

GROUPBY句に使用されるイベント属性。