はじめに

このマニュアルでは、Oracle Data Miningの各種コンポーネントのインストール方法および基本的な管理タスクの実行方法について説明します。また、データ・マイニングのサンプル・プログラムのインストール方法および実行方法についても説明します。

ここでは、次の項目について説明します。

• 対象読者

• ドキュメントのアクセシビリティについて

• 関連ドキュメント

• データベースのチューニングに関するドキュメントの参照先

• 表記規則

• サポートおよびサービス

対象読者

このマニュアルは、ユーザー全般で利用できますが、主にパーソナル・コンピュータにOracle Data Miningをインストールして、構成および使用する個人ユーザーを対象としています。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

Oracleサポート・サービスへのTTYアクセス

アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話（TTY）アクセスが提供されています。TTYサポートについては、[phone]にお電話ください。アメリカ国外からの場合は、[phone]にお電話ください。

関連ドキュメント

Oracle Data Miningのドキュメント・セットは、Oracle Database 11g リリース1（11.1）のOracle Databaseドキュメント・ライブラリに含まれます。Oracle Data Miningのドキュメント・セットは、次のドキュメントで構成されています。

• 『Oracle Data Mining概要』

• 『Oracle Data Miningアプリケーション開発者ガイド』

• 『Oracle Data Mining Java API Reference』（javadoc）

Oracle Data MiningのPL/SQLインタフェースについては、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』のDBMS_DATA_MININGを参照してください。

SQLデータ・マイニング関数については、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。

SQLおよびPL/SQLのアプリケーション開発については、『Oracle Databaseアドバンスト・アプリケーション開発者ガイド』を参照してください。

Javaのアプリケーション開発については、『Oracle Database Java開発者ガイド』を参照してください。

データベースのチューニングに関するドキュメントの参照先

Oracle Data Miningのドキュメント・セットでは、データ・マイニングのデータベース・チューニングに関するトピックは扱いません。Oracle Databaseのチューニング（マイニングの作成やスコアリング操作の実行が目的である場合など）については、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照するのが最適です。

メモリー・チューニング・パラメータPGA_AGGREGATE_TARGETおよびSGA_TARGETは、データ・マイニングに最も大きな影響を与えやすいものです。複雑な問合せやバッチ・スコアリングに加え、モデル作成ルーチンには、PGAの正しい設定が非常に重要です。データ・マイニングの観点からは、SGAは通常それほど問題とはなりませんが、モデルをSGAの共有カーソルにロードするとリアルタイム・スコアリングが有効になるため、適宜サイズ調整を行う必要があります。

参照: 概要については、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。 メモリー構成の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。

また、パラレル実行が必要な場合、その機能を制御するINIT.ORAパラメータがあります。

参照: パラレル実行のチューニングの詳細は、『Oracle Databaseデータ・ウェアハウス・ガイド』の第25章を参照してください。

表記規則

このマニュアルでは次の表記規則を使用します。

規則	意味
太字	太字は、操作に関連するGraphical User Interface要素、または本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。
イタリック体	イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。
固定幅フォント	固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。