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Oracle Data Mining管理者ガイド
11g リリース1(11.1)
E05705-02
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Oracle Data Mining管理の新機能

この項では、Oracle Data Miningのインストール、管理およびアップグレードに関する新機能を概説します。


参照:

  • Oracle Data Mining 11g リリース1(11.1)の新しい機能および非推奨となった機能の完全なリストについては、『Oracle Data Mining概要』の「新機能」を参照してください。

  • データベースのアップグレードおよびダウングレードについては、第3章を参照してください。


この項では、次のトピックについて説明します。

DMSYSスキーマなし

Oracle Data Mining 11g リリース1(11.1)は、Oracle Databaseと密接に統合されています。データ・マイニングのメタデータおよびPL/SQLパッケージは、DMSYSからSYSに移行されました。Oracle Database 11g リリース1(11.1)の新規のインストールでは、DMSYSスキーマは存在しません。

Oracleデータ・ディクショナリのマイニング・モデル

11g リリース1(11.1)では、データ・マイニングの新しいカタログ・ビューが導入されています。

ALL/DBA/USER_OBJECTSカタログ・ビューでマイニング・モデルが識別されます。

セキュリティの強化

11g リリース1(11.1)では、Oracle Data Miningのセキュリティ機能が大幅に強化されています。データ・マイニングのセキュリティの改善点は次のとおりです。


注意:

11gでモデルを作成するには、CREATE MINING MODEL権限が必要です。この権限は、11gにアップグレードするアカウントすべてに追加してください。

ネストしたデータの検索機能

Oracle Data Miningでは、質的データと量的データの両方について、ネストしたデータ型がサポートされています。複数レコード・ケースのデータをマイニングするには、ネストした列に変換する必要があります。

Oracle Data Mining 10g リリース2では、ネストした列がトップレベルの属性として処理されており、ネストした2つの列に同名の属性が含まれていないことを確認する必要がありました。Oracle Data Mining 11gでは、ネストした属性が列名で検索されるため、ユーザーはこの確認を行う必要がありません。


参照:

『Oracle Data Miningアプリケーション開発者ガイド』

スパース・データの処理の向上

Oracle Data Mining 11gでは、スパース・データや欠損値の処理がアルゴリズム間で標準化されています。データがスパースであるのは、空の状態のセルが高い割合で存在するが、すべての値が既知であると想定される場合です。ネストしたデータのみがスパースとみなされます。単純な数値または文字の列にある欠損値は、ランダムに欠損しているとみなされます。


参照:

『Oracle Data Miningアプリケーション開発者ガイド』

このリリースで利用できなくなった機能

次の機能は、11g リリース1(11.1)ではサポートされなくなりました。

非推奨となった機能

次の機能は、11g リリース1(11.1)では非推奨となりました。


参照:

『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』


注意:

新しいアプリケーションでは、非推奨となった機能を使用しないことをお薦めします。非推奨の機能は、下位互換性のためにのみサポートされています。