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Oracle Database JDBC開発者ガイドおよびリファレンス
11gリリース1(11.1)
E05720-02
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新機能

Oracle Database 11g リリース1(11.1)の変更点は、次のように分類できます。

リリース1(11.1)の新機能

今回のリリースで、Oracle JDBCドライバでは次の新機能をサポートしています。

JDK 1.5および1.6のサポート

Oracle JDBC ThinドライバおよびOCIドライバは、JDK 1.5および1.6をサポートするように機能拡張されています。サーバー側JDBCドライバでは、JDK 1.5しかサポートしていません。

JDBC 4.0のサポート

Oracle JDBCドライバは、JDBC 4.0標準機能の大部分をサポートしています。JDBC 4.0標準機能の詳細は、「JDBC 4.0標準のサポート」を参照してください。

ANYTYPEおよびANYDATA

Oracle JDBCドライバの今回のリリースでは、SYS.ANYTYPEおよびSYS.ANYDATAというOracle型にアクセスするためのインタフェースがサポートされています。詳細は、「Oracle型SYS.ANYTYPEおよびSYS.ANYDATA」を参照してください。

Oracle Advanced Security

Oracle Advanced Securityでは、秘匿性、整合性および可用性機能をサポートしています。Oracle JDBCドライバの今回のリリースは、Oracle Advanced Securityの全機能をサポートするために機能拡張されています。この機能については、第9章「JDBCクライアント側セキュリティ機能」を参照してください。

Oracle SecureFile

Java/JDBCアプリケーションは、バージョニング、スライディング挿入、スライディング削除、フラグメント移動、インプレース・データ置換、圧縮、暗号化、共有およびクライアント側読取りといった、多彩なSecureFile LOBデータ操作APIおよびパフォーマンス拡張を利用できます。この機能については、「Oracle SecureFile」を参照してください。

Oracle StreamsネイティブのAQプロトコル

Oracle JDBCドライバの今回のリリースでは、Oracle Streamsアドバンスト・キューイング(AQ)に対するJavaインタフェースをサポートしています。この機能については、第25章「Oracleアドバンスト・キューイング(AQ)」を参照してください。

データベースの起動と停止

今回のリリースから、Oracle Databaseインスタンスの起動と停止は、SQL*Plusから実行するのと同じ方法で、JDBCアプリケーションから実行できます。この機能については、「データベースの起動と停止」を参照してください。

データベース診断機能

今回のリリースでは、JDBCドライバが拡張されています。新しい診断機能が追加され、既存の診断機能も強化されています。これらの機能により、ユーザーはOracle JDBCドライバを使用するアプリケーションでの問題や、ドライバ自身の問題を診断できます。この機能については、第30章「JDBCの診断機能」を参照してください。

データベース変更通知

Oracle JDBCドライバの今回のリリースでは、Oracle Databaseのデータベース変更通知機能をサポートしています。この機能を使用すると、JDBCドライバから無効化イベントを受信することにより、多重化システムのデータ・キャッシュを可能なかぎり最新の状態に保つことができます。この機能については、「データベース変更通知」を参照してください。

JMXをサポートする新しいJDBC DMSメトリック

Oracle JDBC 11.1リリースで生成されるDynamic Monitoring Service(DMS)メトリックは、Oracle JDBCの10.2、10.1、9.2およびそれ以前のバージョンと異なり、以前のバージョンとの互換性を維持しようとしていません。詳細は「JMXを使用したDMSメトリックへのアクセス」を参照してください。

サーバーのRowSet

今回のリリースから、サーバー側ドライバで、Thinドライバ、OCIドライバの他、RowSetもサポートされています。詳細は、「JDBC RowSetの概要」を参照してください。

結果キャッシュ

Oracle JDBCドライバの今回のリリースでは、結果キャッシュ機能をサポートしています。これは、従来のキャッシングおよびプレサマリー・メカニズムとは大きく異なる機能です。詳細は、「結果セット・キャッシュ」を参照してください。

サポートされない機能

今回のリリース以降、Oracle JDBCドライバではバージョン1.5より前のバージョンをサポートしません。

インタフェースの変更

今回のリリースでは、oracle.jdbc.OracleConnectionインタフェースが機能拡張されています。このインタフェースでは、可視性および明快性を向上させるために、すべての接続プロパティを定数として定義します。

Oracle Databaseリリース9.0.1で非推奨となったoracle.jdbc.driverパッケージは、今回のリリースではサポート対象外です。このパッケージを参照するコードは、コンパイルも実行もできません。このパッケージにかわりoracle.jdbcパッケージを使用できます。