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Oracle OLAP DMLリファレンス
11g リリース1(11.1)
E05732-02
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HEADING

HEADINGコマンドは、レポートのタイトルおよび列ヘッダーを生成するコマンドです。ヘッダー出力は、現行の出力ファイルに送信されます。HEADINGコマンドの形式はROWコマンドの形式と同じです。ただし、HEADINGを使用する場合、Oracle OLAPはヘッダーから列小計および総計に数値を追加しません。

多くの場合、HEADING文はPAGEPRGプログラムで使用して、レポートの各ページにタイトルまたは列ヘッダーを生成します。


ヒント:

ROWコマンドの小計機能を必要としないことが前もって明らかな場合、ROWコマンドのかわりにHEADINGコマンドを使用してレポートの行を生成すると、Oracle OLAPは小計を管理しないので時間を節約できます。

構文

HEADING [attribs] {expression1|SKIP}, [attribs] {expressionN|SKIP}

引数

attribs

各列の書式を指定する属性(使用可能な属性のリストおよび詳細な説明は、ROWコマンドを参照)。

expression

列ヘッダーとして使用するテキスト。列ヘッダーにリテラル・テキストを使用するには、テキストを一重引用符で囲みます(列を生成するための式、属性およびACROSSグループの使用の詳細は、ROWコマンドを参照)。

SKIP

式のかわりに使用され、その列を空白のままにすることを示します。

注意

ROWコマンドに関する注意は、HEADINGコマンドにも適用されます(ROWの行および列の算術に関する注意は除く)。

HEADINGを使用したタイトルの作成

レポートにタイトルまたはサブタイトルを作成するには、HEADINGを使用して、LSIZEオプションの設定と同じ幅の単一の列を生成します。その列内でテキストを中央揃えして、中央揃えのタイトルを作成します。

最大ヘッダー幅

ヘッダー行を含めて、レポートの各行の最大幅は4000文字です。

例10-1 列ヘッダーの生成

レポートで、列にヘッダーを付けるとします。プログラム内で次のようなHEADING文を使用します。

HEADING UNDER '-' CENTER <WIDTH 15 'Product' -
   ACROSS district FIRST 3: district>

この文によって生成される出力は、次のとおりです。

    Product      Atlanta     Boston    Chicago
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