HIDEコマンドは、プログラムのテキストを非表示にし、DESCRIBE、EDITまたはOBJ文を使用したときにテキストを表示できないようにするコマンドです。そのプログラムに対しては、実行、コンパイル、名前の変更、エクスポートなどの他のすべてのアクションを実行できます。
プログラムを非表示にする場合、Oracle OLAPがプログラム・テキストをエンコードするために使用するシード式を指定します。このシード式を後でUNHIDE文とともに使用すると、テキストを表示できます。
注意: このコマンドは、単純なエンコードを実行します。セキュアな暗号化の使用方法や、その他のOracleのセキュリティ機能については、『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』を参照してください。 |
構文
HIDE prog-name seed-exp
引数
テキストを非表示にするプログラムの名前。プログラム名は引用符で囲まないでください。
プログラム・テキストをエンコードする際にシード値として使用される単一行のテキスト式。この値にNA
は指定できません。
後でUNHIDE文とともに使用するために、このシード式は記録しておく必要があります。UNHIDE文で指定するシード式は、HIDE文で使用していた値とすべてのバイトが同じである必要があります。さらに、シード式は大/小文字が区別されるので、記録するときに注意してください。
注意
エクスポートおよびインポートした場合のシード指定
非表示のプログラムをエクスポートしてインポートした場合、インポート先のアナリティック・ワークスペースでもテキストは非表示のままです。UNHIDEコマンドとともに使用するために、シード式も保持されます。
例