LOGコマンドは、ディスク・ファイルへのセッションの記録を開始または停止するコマンドです。入力および出力するすべての行が記録されます。
注意: LOGコマンドを、同じ名前の算術ファンクションと混同しないでください。 |
構文
LOG EOF | TRACEFILE | SAVE | {[APPEND] file-name}
引数
セッションの記録を停止し、開いているすべてのログ記録ファイルを閉じます。
TRACEFILEUNITオプションによって識別されるOracleトレース・ファイルにセッション情報が送信されることを指定します。
Oracle OLAPによってログ・ファイルが強制的に更新されます。入力行および出力行は、常に生成された時点でディスクに書き込まれるとは限りません。かわりに、それらの行は一時的に格納され、定期的にディスクに書き込まれます。LOG
SAVE
を指定すると、実際には、LOG
EOF
およびLOG APPEND
file-name
コマンドが発行されます。これによって、ログ・ファイルを閉じて再度開くことによって、適切なすべての行がディスクに確実に書き込まれます。追加の入力行および出力行はファイルに追加されます。
セッションの記録を既存のディスク・ファイルの末尾に追加することを指定します。この引数を省略すると、ファイルの現在の内容は新しい出力によって置き換えられます。
セッション情報が書き込まれるファイルの名前を表すテキスト式。そのファイルがカレント・ディレクトリにない場合、ファイルの名前にディレクトリ・オブジェクトの名前を含める必要があります。
注意: ディレクトリ・オブジェクトはデータベースで定義され、ディレクトリおよびディレクトリ内のファイルへのアクセスを制御します。CDA文を使用して、カレント・ディレクトリ・オブジェクトを特定および指定できます。使用するデータベース・ユーザー名で読取りおよび書込み可能なファイルがあるディレクトリ・オブジェクトへのアクセス権については、Oracle DBAに問い合せてください。 |
注意
ログ・ファイルを自動で閉じる場合
LOG
file-name
を使用してディスク・ファイルへの記録を開始すると、その時点で開いていたすべてのログ記録ファイルを閉じます。この動作は、新しいファイルが実際には開いていない場合にも実行されます(LOG文に無効なfile-nameを指定した場合と同様です)。
例