LOADコマンドは、プログラム、計算式またはモデルの各定義をメモリーにロードするためのコマンドです。通常、起動プログラムで使用され、セッションで最初にプログラムを使用する際の時間が短縮されます。
構文
LOAD object. . .
引数
プログラム、計算式またはモデルの名前。
注意
最初に使用する時点でロードされる定義
プログラム、計算式およびモデル以外のアナリティック・ワークスペースのオブジェクトは、アナリティック・ワークスペースをアタッチする時点で、メモリーにロードされます。プログラム、モデルおよび計算式は、最初に使用する時点またはLOADコマンドを使用して要求した時点でメモリーにロードします。ロードにはさほど時間がかからないが多少気になる場合、システムを微調整するアプリケーション・ビルダーでオブジェクトを起動プログラムに事前ロードすると、アプリケーションをセッションの最初から高速で稼動できます。
多量のオブジェクトのロードによる影響
メモリーにロードするオブジェクトが多すぎると、Oracle OLAPで時間のかかる文を処理する際に、メモリー不足が起こる可能性があります。LOADを使用する場合は、効率が最大限になるように、オブジェクトを選択し、必要最低限にしてください。
プログラムのコンパイルの必要性
LOADでは、コンパイルされていないプログラムを自動ではコンパイルしません。最善のパフォーマンスを得るには、プログラムは常にコンパイルし、ワークスペースを更新してコンパイル済コードを保存する必要があります。これによって、AUTOGOプログラムなどで別のセッションにプログラムをロードした際に、プログラムをすぐに実行できます。コンパイルの詳細は、COMPILEコマンドを参照してください。
例