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Oracle OLAP DMLリファレンス
11g リリース1(11.1)
E05732-02
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TRIGGERファンクション

TRIGGERファンクションは、トリガー・プログラム(つまり、TRIGGER_DEFINE、TRIGGER_AFTER_UPDATE、TRIGGER_BEFORE_UPDATEのいずれかのプログラム、またはTRIGGERコマンドを使用してトリガー・プログラムとして指定された任意のプログラム)を実行するイベント、サブイベント、オブジェクトまたはアナリティック・ワークスペースの名前のいずれかを検索するファンクションです。

現行のプログラムがトリガー・プログラムの場合、TRIGGERファンクションはプログラムのトリガー情報を返します。そうでない場合、TRIGGERファンクションは、最後に実行されたトリガー・プログラムのトリガー情報を返します。

戻り値

TEXT

構文

TRIGGER (NAME | EVENT | SUBEVENT)

引数

NAME

TRIGGERコマンドを使用してトリガー・プログラムとして指定したプログラムの場合は、トリガー・プログラムと関連付けられているオブジェクトを返します。TRIGGER_AW、TRIGGER_DEFINE、TRIGGER_AFTER_UPDATE、TRIGGER_BEFORE_UPDATEのいずれかのプログラムの場合は、プログラムを実行するアナリティック・ワークスペースの名前を返します。

EVENT

プログラムの実行をトリガーしたイベント(DML文)の名前を返します。

AW
MAINTAIN
DELETE
DEFINE
PROPERTY
ASSIGN
BEFORE_UPDATE
AFTER_UPDATE

参照:

イベントの詳細は、「トリガー・プログラム」およびTRIGGERコマンドを参照してください。

SUBEVENT

EVENTからの戻り値がMAINTAINAFTER_UPDATEまたはBEFORE_UPDATEの場合は、プログラムの実行をトリガーしたOLAP DML文の詳細を返します。AWの有効なサブイベントの説明を表8-11「AWイベントのサブイベント」に、MAINTAINの有効なサブイベントの説明を表8-12「MAINTAINイベントのサブイベント」に、UPDATEの有効なサブイベントの説明を表8-13「UPDATEイベントのサブイベント」にまとめています。

表8-11 AWイベントのサブイベント

サブイベント 説明

CREATE

AW CREATE文がプログラムの実行をトリガーすると返される。

ATTACH

AW ATTACH文がプログラムの実行をトリガーすると返される。

DELETE

AW DELETE文がプログラムの実行をトリガーすると返される。

DETACH

AW DETACH文がプログラムの実行をトリガーすると返される。


表8-12 MAINTAINイベントのサブイベント

サブイベント 説明

ADD

MAINTAIN ADD文がプログラムの実行をトリガーすると返される。

DELETE

MAINTAIN DELETE ALL文を除く任意のMAINTAIN DELETE文がプログラムの実行をトリガーすると返される。

DELETE ALL

MAINTAIN DELETE ALL文がプログラムの実行をトリガーすると返される。

MERGE

MAINTAIN MERGE文がプログラムの実行をトリガーすると返される。

MOVE

MAINTAIN MOVE文がプログラムの実行をトリガーすると返される。

RENAME

MAINTAIN RENAME文がプログラムの実行をトリガーすると返される。


表8-13 UPDATEイベントのサブイベント

サブイベント 説明

AW

UPDATEコマンドがTRIGGER_AFTER_UPDATEプログラムまたはTRIGGER_BEFORE_UPDATEプログラムの実行をトリガーすると返される。

MULTI

オブジェクトをマルチライタ・モードで取得したときに、TRIGGERコマンドを使用してトリガー・プログラムとして指定したプログラムの実行をUPDATEコマンドがトリガーすると返される。


TRIGGERファンクションの使用例は、例4-2「TRIGGER_BEFORE_UPDATEプログラム」および例10-165「Assignトリガーを使用した代替値の代入」を参照してください。