TRIGGERファンクションは、トリガー・プログラム(つまり、TRIGGER_DEFINE、TRIGGER_AFTER_UPDATE、TRIGGER_BEFORE_UPDATEのいずれかのプログラム、またはTRIGGERコマンドを使用してトリガー・プログラムとして指定された任意のプログラム)を実行するイベント、サブイベント、オブジェクトまたはアナリティック・ワークスペースの名前のいずれかを検索するファンクションです。
現行のプログラムがトリガー・プログラムの場合、TRIGGERファンクションはプログラムのトリガー情報を返します。そうでない場合、TRIGGERファンクションは、最後に実行されたトリガー・プログラムのトリガー情報を返します。
戻り値
TEXT
構文
TRIGGER (NAME | EVENT | SUBEVENT)
引数
TRIGGERコマンドを使用してトリガー・プログラムとして指定したプログラムの場合は、トリガー・プログラムと関連付けられているオブジェクトを返します。TRIGGER_AW、TRIGGER_DEFINE、TRIGGER_AFTER_UPDATE、TRIGGER_BEFORE_UPDATEのいずれかのプログラムの場合は、プログラムを実行するアナリティック・ワークスペースの名前を返します。
プログラムの実行をトリガーしたイベント(DML文)の名前を返します。
EVENTからの戻り値がMAINTAIN、AFTER_UPDATEまたはBEFORE_UPDATEの場合は、プログラムの実行をトリガーしたOLAP DML文の詳細を返します。AWの有効なサブイベントの説明を表8-11「AWイベントのサブイベント」に、MAINTAINの有効なサブイベントの説明を表8-12「MAINTAINイベントのサブイベント」に、UPDATEの有効なサブイベントの説明を表8-13「UPDATEイベントのサブイベント」にまとめています。
表8-11 AWイベントのサブイベント
| サブイベント | 説明 |
|---|---|
|
CREATE |
AW CREATE文がプログラムの実行をトリガーすると返される。 |
|
ATTACH |
AW ATTACH文がプログラムの実行をトリガーすると返される。 |
|
DELETE |
AW DELETE文がプログラムの実行をトリガーすると返される。 |
|
DETACH |
AW DETACH文がプログラムの実行をトリガーすると返される。 |
表8-12 MAINTAINイベントのサブイベント
| サブイベント | 説明 |
|---|---|
|
ADD |
MAINTAIN ADD文がプログラムの実行をトリガーすると返される。 |
|
DELETE |
MAINTAIN DELETE ALL文を除く任意のMAINTAIN DELETE文がプログラムの実行をトリガーすると返される。 |
|
DELETE ALL |
MAINTAIN DELETE ALL文がプログラムの実行をトリガーすると返される。 |
|
MERGE |
MAINTAIN MERGE文がプログラムの実行をトリガーすると返される。 |
|
MOVE |
MAINTAIN MOVE文がプログラムの実行をトリガーすると返される。 |
|
RENAME |
MAINTAIN RENAME文がプログラムの実行をトリガーすると返される。 |
例
TRIGGERファンクションの使用例は、例4-2「TRIGGER_BEFORE_UPDATEプログラム」および例10-165「Assignトリガーを使用した代替値の代入」を参照してください。