LIKENLオプションは、テキスト値が一定のテキスト・パターンと似ているかどうかをLIKE演算子を使用して判定する際に、テキスト式の各行の最後にある改行文字を認識するかどうかを制御するオプションです(OLAP DMLの改行文字の表記は\n
)。
LIKENLオプションは、LIKE演算子で比較する両方のテキスト式に適用されます。
データ型
BOOLEAN
構文
LIKENL = {YES|NO}
引数
(デフォルト)LIKE演算子でテキスト式の行の最後にある改行文字を認識するように指定します。
LIKE演算子でテキスト式の行の最後にある改行文字を無視するように指定します。比較する両方の式で、改行文字が無視されます。
例
例6-42 LIKENLの影響
次の文は、LIKENLオプションの使用方法を示しています。
次の文を発行します。
SHOW textvar
生成される出力は次のとおりです。
Hello world
次の文を発行します。
LIKENL = YES SHOW textvar LIKE '%low%'
生成される出力は次のとおりです。
NO
次の文を発行します。
SHOW ' Hello\nworld' LIKE '%\n%'
生成される出力は次のとおりです。
YES
次の文を発行します。
SHOW 'Hello\nworld' LIKE '%low%'
生成される出力は次のとおりです。
NO
次の文を発行します。
LIKENL = NO SHOW textvar LIKE '%low%'
生成される出力は次のとおりです。
YES
次の文を発行します。
SHOW 'Hello\nworld' LIKE '%\n%'
生成される出力は次のとおりです。
YES
次の文を発行します。
SHOW 'Hello\nworld' LIKE '%low%'
生成される出力は次のとおりです。
YES