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Oracle OLAP DMLリファレンス
11g リリース1(11.1)
E05732-02
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LIMIT.SORTREL

LIMIT.SORTRELオプションは、ディメンションを関連ディメンションに制限する際に、ソートを行うかどうかを制御するオプションです。

データ型

BOOLEAN

構文

LIMIT.SORTREL = {YES|NO}

引数

YES

(デフォルト)ディメンションを関連ディメンションに制限する際に、Oracle OLAPによってソートが実行されます。

NO

ディメンションを関連ディメンションに制限する際に、Oracle OLAPによってソートは実行されません。

注意

ソートの説明

通常、ディメンションを関連ディメンションに制限すると、制限されるディメンションの値は、関連ディメンションの順序に従って配置されます。関連ディメンションの値に関連する制限前のディメンションの値が複数の場合、値は、制限対象であるディメンションのデフォルト・ステータスの順序でソートされます。LIMIT.SORTRELで抑制するのはこのソートです。

LIMIT.SORTRELがNOの場合の出力リスト

LIMIT.SORTRELをNOに設定すると、指定した任意のディメンションの値に対するリストが論理的な順序で出力されない場合があります。

例6-43 効率的な処理

productという大きなディメンションでディメンション化されている変数で計算を実行するとします。productディメンションには、カテゴリ、ベンダー、ブランドなど、製品階層のすべてのレベルが組み込まれています。productproductlevelの間の関係を使用して、一度に1レベルずつ計算を実行します。この計算では、ディメンション値の順序は重要でなく、またproductを関連ディメンションで制限しているため、LIMIT.SORTRELを使用して不要なソートを抑制します。これによって、処理の効率が上がります。

LIMIT.SORTREL = NO