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Oracle OLAP DMLリファレンス
11g リリース1(11.1)
E05732-02
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PAGENUM

PAGENUMオプションは、出力の現行ページ数を保持します。PAGENUMとPAGEPRGを組み合せて使用すると、レポートの各ページにページ番号を付けることができます。PAGENUMオプションは、PAGINGの設定がYESの場合にのみ有効であり、REPORTやLISTNAMESなどの文からの出力に対してのみ適用されます。

データ型

INTEGER

構文

PAGENUM = n

引数

n

出力の次のページに使用するページ番号を指定するINTEGER式。デフォルトは1です。

注意

1ページからの開始

出力をデフォルトの出力ファイルに送信する場合、レポートの生成を1ページから開始するには、必ずPAGENUMとLINENUMの両方を1に設定します。これらのオプションは、レポート・プログラムの初期化セクションで設定できます。OUTFILE文を使用して出力をファイルに送信すると、PAGENUMは自動的に1に設定されます。

ページ途中でのPAGENUMの設定

PAGENUMの値は、出力の最後の行がページ上に生成されると自動的に増分されます。出力ページの表示がページの途中で終了する場合にPAGENUMを設定すると、次のページが生成される前にPAGENUMの値が1つ増分されます。つまり、通常、次のページに表示するページ番号より1少ない値にPAGENUMの値を設定する必要があります。

PAGENUMでのPAGINGの効果

PAGINGをNOに設定すると、PAGENUMによるカウントは停止し、最後の値が保持されます。PAGINGをYESに再設定すると、中断した箇所のページ番号からPAGENUMによるカウントが再開されます。

PAGENUMでのOUTFILEの効果

OUTFILE文を使用して出力をファイルに送信すると、PAGENUMはそのファイルに対して1に設定されます。OUTFILE文とEOFキーワードを組み合せて使用して出力をデフォルトの出力ファイルにリダイレクトすると、PAGENUMに入るページ番号は、デフォルトの出力ファイルに最後に保持された番号です。

例6-84 2ページ目のヘッダーの変更

レポートの各ページに、標準的に表示されるページ・ヘッダーとカスタムのタイトルを設定し、2ページ目以降には「(Continued)」というヘッダーも追加することにします。PAGENUM値を使用して「(Continued)」ヘッダーを追加する条件を判別する、report.headという名前のページ・ヘッダー・プログラムを定義できます。

DEFINE report.head PROGRAM
PROGRAM
STDHDR
BLANK
PAGING = YES
HEADING WIDTH LSIZE CENTER 'Annual Sales Report'
BLANK
IF PAGENUM GT 1
   THEN HEADING WIDTH LSIZE CENTER '(Continued)'
BLANK
END

レポート・プログラムで、PAGEPRGオプションを設定してreport.headプログラムを使用します。

PAGEPRG = 'report.head'

レポート・プログラムを実行すると、2ページ目以降の各ページに次のようなヘッダーが先頭に表示されます。

15JAN95 15:05:16                                      Page  2
                       Annual Sales Report

                           (Continued)