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Oracle OLAP DMLリファレンス
11g リリース1(11.1)
E05732-02
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VARCACHE

VARCACHEオプションは、AGGREGATEファンクションまたは$NATRIGGERプロパティ式の実行結果である変数データを、Oracle OLAPがすべて格納またはキャッシュするかどうかを指定するオプションです。


重要:

VARCACHEオプションの値は、AGGREGATEファンクションまたは$NATRIGGERプロパティの実行時に計算された変数データを格納またはキャッシュするかどうかをOracle OLAPが判断するために使用する要素の1つにすぎません。その他の要素やそれらの相互関係の詳細は、「$NATRIGGERの結果を格納またはキャッシュするかどうかのOracle OLAPによる決定方法」および「集計データを格納またはキャッシュするかどうかのOracle OLAPによる決定方法」を参照してください。

構文

VARCACHE = {VARIABLE | SESSION | NONE}

引数

VARIABLE

Oracle OLAPがデータベースの変数にデータを格納することを指定します。このオプションを指定した場合は、アナリティック・ワークスペースを更新してコミットすると、計算結果が変数に永続的に格納されます。

SESSION

Oracle OLAPが計算済のデータをセッション・キャッシュにキャッシュすることを指定します(「Oracle OLAPセッション・キャッシュの概要」を参照)。このオプションを指定すると、計算結果は更新時やコミット時には無視され、セッション終了時には廃棄されます。


重要:

SESSCACHEがNOに設定されている場合、SESSIONを指定してもOracle OLAPはデータをキャッシュしません。この場合、SESSIONの指定は、NONEの指定と同じことになります。

NONE

AGGREGATEファンクションを使用して即時計算されたデータについては、AGGREGATEファンクションが実行されるたびにOracle OLAPがデータを計算するように指定します。Oracle OLAPは、AGGREGATEファンクションによって計算されたデータを格納またはキャッシュしません。

 

注意

すべての変数に影響するVARCACHEオプション

VARCACHEオプションを設定すると、その設定はすべての変数に影響します。変数に$VARCACHEプロパティを設定しておらず、データを即時計算するためにAGGREGATEファンクションとともに使用するaggmapにCACHE文が存在しない場合、データの格納方法や格納するかどうかを指定するオプションはVARCACHEオプションになります。