ヘッダーをスキップ
Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
11gリリース1(11.1)
E05739-03
  目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

E Oracle Cluster Registry Configurationツールのコマンド・リファレンス

この付録では、Oracle Cluster Registry(OCR)ツールであるOCRCONFIGの構文について説明します。

ocrconfigコマンドを使用して、LinuxまたはUNIXシステムでは管理権限で、Windowsシステムでは管理者権限を持つユーザーとして、OCRコンフィギュレーション・ツールの操作を実行します。次に、ocrconfigコマンド構文を示します。optionsは、表E-1のオプション列のいずれかの動詞を示します。

ocrconfig -option

表E-1 ocrconfigコマンド・オプション

オプション 用途

-backuploc pathname

OCRバックアップ・ディレクトリの位置を指定します。このエントリには、すべてのノードがアクセスできるフルパス名を指定します。

注意: LinuxまたはUNIXシステムでのバックアップ生成のデフォルト位置は、CRS_home/cdata/cluster_nameです。ここで、cluster_nameは、使用しているクラスタ名です。Windowsシステムでも、バックアップが生成されるデフォルトの場所には同じパス構造が使用されます。

-downgrade

OCRを以前のバージョンへダウングレードします。

-export

OCRの内容をターゲット・ファイルにエクスポートします。

-help

ocrconfigコマンドのヘルプを表示します。

-import

以前にエクスポートしたOCRファイルからOCRの内容をインポートします。

-manualbackup

必要に応じてOCRバックアップを実行します。ocrconfigコマンドを使用して、-backuplocオプションで指定した位置にバックアップを作成します。

-overwrite

OCRに記録されたOCR構成を、このコマンドが実行されたノードで検出された現行のOCR構成情報で更新します。

-repair

このコマンドが実行されたノードのOCR構成を、このコマンドで指定された新しい構成情報で更新します。

-replace

OCRの位置を追加、置換または削除します。

-restore

自動的に作成されたOCRバックアップ・ファイルからOCRをリストアします。

-showbackup [auto|manual]

作成されたバックアップ・ファイルのバックアップの位置、タイムスタンプおよび元のノード名を表示します。デフォルトで、-showbackupオプションは、自動および手動の両方のバックアップに関する情報を表示します。

autoまたはmanualフラグを指定して、自動バックアップまたは手動バックアップのいずれかの情報のみを表示することもできます。

  • auto: 過去4時間、8時間、12時間、前日および先週に作成された自動バックアップの情報を表示します。

  • manual-manualbackupオプションを使用して呼び出した手動バックアップの情報を表示します。

注意: -showbackupオプションを発行するために、rootユーザーである必要はありません。

-upgrade

OCRを新しいバージョンにアップグレードします。


たとえば、OCRの内容をバイナリ・ファイルにエクスポートするには、ocrconfigコマンドを次の構文で使用します。file_nameは、OCRの内容のエクスポート先のファイルです。

ocrconfig -export file_name

OCRログ・ファイルの位置

OCRCONFIGツールを実行すると、CRS_home/log/hostname/clientにログ・ファイルが作成されます。ロギングの量を変更するには、CRS_home/srvm/admin/ocrlog.iniファイルのパスを編集します。