この付録では、Oracle Cluster Registry(OCR)ツールであるOCRCONFIG
の構文について説明します。
ocrconfig
コマンドを使用して、LinuxまたはUNIXシステムでは管理権限で、Windowsシステムでは管理者権限を持つユーザーとして、OCRコンフィギュレーション・ツールの操作を実行します。次に、ocrconfig
コマンド構文を示します。options
は、表E-1のオプション列のいずれかの動詞を示します。
ocrconfig -option
オプション | 用途 |
---|---|
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OCRバックアップ・ディレクトリの位置を指定します。このエントリには、すべてのノードがアクセスできるフルパス名を指定します。 注意: LinuxまたはUNIXシステムでのバックアップ生成のデフォルト位置は、 |
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OCRを以前のバージョンへダウングレードします。 |
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OCRの内容をターゲット・ファイルにエクスポートします。 |
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以前にエクスポートしたOCRファイルからOCRの内容をインポートします。 |
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必要に応じてOCRバックアップを実行します。ocrconfigコマンドを使用して、 |
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OCRに記録されたOCR構成を、このコマンドが実行されたノードで検出された現行のOCR構成情報で更新します。 |
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このコマンドが実行されたノードのOCR構成を、このコマンドで指定された新しい構成情報で更新します。 |
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OCRの位置を追加、置換または削除します。 |
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自動的に作成されたOCRバックアップ・ファイルからOCRをリストアします。 |
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作成されたバックアップ・ファイルのバックアップの位置、タイムスタンプおよび元のノード名を表示します。デフォルトで、
注意: |
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OCRを新しいバージョンにアップグレードします。 |
たとえば、OCRの内容をバイナリ・ファイルにエクスポートするには、ocrconfig
コマンドを次の構文で使用します。file_name
は、OCRの内容のエクスポート先のファイルです。
ocrconfig -export file_name
OCRログ・ファイルの位置
OCRCONFIGツールを実行すると、CRS_home
/log/hostname/client
にログ・ファイルが作成されます。ロギングの量を変更するには、CRS_home
/srvm/admin/ocrlog.ini
ファイルのパスを編集します。