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Oracle Database Gatewayインストレーションおよび構成ガイド
11gリリース1(11.1) for AIX 5L Based Systems(64-bit), HP-UX PA-RISC(64-bit), HP-UX Itanium, Solaris Operating System (SPARC 64-bit), Linux x86, and Linux x86-64
E05708-01
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12 Oracle Database Gateway for DRDAのインストール

この章では、ハードウェアおよびソフトウェア要件に関する情報と、Oracle Database Gateway for DRDAのインストール手順について説明します。

ゲートウェイをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. 「Oracle Database Gateway for DRDAのシステム要件」に記載されたハードウェアおよびソフトウェア要件をシステムがすべて満たしていることを確認します。

  2. Oracle Universal Installerを実行します。

    Oracle Universal Installerの実行方法の詳細は、「Oracle Universal Installerの実行手順」を参照してください。

    Oracle Universal Installerは、ユーザーに操作項目を示すことでゲートウェイのインストール手順をガイドするメニュー駆動型のユーティリティです。操作項目とその表示される順序は、使用中のプラットフォームに応じて変化します。

    Oracle Database Gateway for DRDAのインストール手順の詳細は、表12-3を参照してください。

12.1 Oracle Database Gateway for DRDAのシステム要件

この項では、ゲートウェイのハードウェアおよびソフトウェア要件に関する情報を提供します。この項の内容は次のとおりです。

12.1.1 ハードウェア要件

表12-1に、Oracle Database Gateway for DRDAの最小ハードウェア要件を示します。

表12-1 Oracle Database Gateway for DRDAのハードウェア要件

ハードウェア項目 AIX-Based Systemの要件 HP 9000 Series HP-UX PA-RISCの要件 Solaris Operating System(SPARC)の要件 Linux x86の要件 Linux x86 64-bitの要件

一時ディスク領域

400MB

400MB

400MB

400MB

400MB

ディスク領域

1.5GB

1.5GB

1.5GB

1.5GB

1.5GB

物理メモリー*

256MB

256MB

256MB

256MB

256MB

スワップ領域

1GB

1GB

1GB

1GB

1GB

プロセッサ

IBM pSeries

必要なバージョンのHP-UXを実行可能なHP 9000 Series HP-UX

64ビット・アーキテクチャの必要なバージョンのSolarisを実行可能なSolaris Operating System(SPARC 64-bit)

x86

x86_64


* 最小スワップ領域は、1GB(またはRAMサイズの2倍)です。2GB以上のRAMを搭載したシステムでは、スワップ領域はRAMサイズの1〜2倍であればかまいません。1GB以上のメモリーを搭載したAIXシステムでは、スワップ領域を2GBより大きくしないでください。

ほとんどのインストール環境で、最初のユーザーに対してOracle Database Gateway for DRDAをサポートするために、最低でも256MBの実メモリーを搭載することをお薦めします。

ゲートウェイの同時使用ごとの合計実メモリー要件は、次の要因に応じて変化します。

  • 各ユーザーによりオープンされるTCP/IP同時接続の数

  • ゲートウェイとリモート・トランザクション・プログラム間で転送されるデータ項目の数

  • 構成済のネットワーク・バッファ・サイズなどの追加要因

12.1.1.1 ハードウェア要件の確認

システムが最小要件を満たしていることを確認するには、次の手順を実行します。

  1. 物理RAMサイズを確認するには、次のいずれかのコマンドを入力します。

    オペレーティング・システム コマンド
    AIX # /usr/sbin/lsattr -E -l sys0 -a realmem
    HP-UX PA-RISC # /usr/sbin/dmesg | grep "Physical:"
    Solaris(SPARC) # /usr/sbin/prtconf | grep "Memory size"
    Linux x86 # grep MemTotal /proc/meminfo
    Linux x86 64-bit # grep MemTotal /proc/meminfo

    システムに搭載されている物理RAMのサイズが必要なサイズ未満の場合、作業を続行する前にメモリーを追加する必要があります。

  2. 構成済のスワップ領域サイズを確認するには、次のいずれかのコマンドを入力します。

    オペレーティング・システム コマンド
    AIX # /usr/sbin/lsps -a
    HP-UX PA-RISC # /usr/sbin/swapinfo -a
    Solaris(SPARC) # /usr/sbin/swap -s
    Linux x86 # grep SwapTotal /proc/meminfo
    Linux x86 64-bit # grep SwapTotal /proc/meminfo

    必要に応じて、使用しているオペレーティング・システムのドキュメントで追加のスワップ領域を構成する方法を参照してください。

  3. /tmpディレクトリで使用可能なディスク領域量を確認するには、次の各コマンドを入力します。

    オペレーティング・システム コマンド
    AIX # df -k /tmp
    HP-UX PA-RISC # df -k /tmp
    Solaris(SPARC) # df -k /tmp
    Linux x86 # df -k /tmp
    Linux x86 64-bit # df -k /tmp

  4. システムで使用可能なディスク領域量を確認するには、次の各コマンドを入力します。

    オペレーティング・システム コマンド
    AIX # df -k
    HP-UX PA-RISC # df -k
    Solaris(SPARC) # df -k
    Linux x86 # df -k
    Linux x86 64-bit # df -k

12.1.2 ソフトウェア要件

次の項では、Oracle Database Gateway for DRDAの最小ソフトウェア要件について説明します。

12.1.2.1 オペレーティング・システム

表12-2に、Oracle Database Gateway for DRDAに必要なオペレーティング・システムの最小バージョンを示します。使用しているオペレーティング・システムのバージョンが最小要件未満の場合、指定されたレベルに到達するようオペレーティング・システムをアップグレードしてください。

表12-2 Oracle Database Gateway for DRDAのオペレーティング・システム・バージョン

オペレーティング・システム バージョン

AIX

AIX 5L Version 5.3、メンテナンス・レベル02以上

HP-UX PA-RISC

HP-UX 11i v2(11.23)またはHP-UX 11i v3(11.31)

Solaris(SPARC)

Solaris 9 Update 6以上またはSolaris 10

Linux x86 Red Hat

次のオペレーティング・システム・バージョンのいずれか

  • Red Hat Enterprise Linux 4.0

  • Red Hat Enterprise Linux 5.0

Linux x86 SUSE

SUSE Linux Enterprise Server 10.0

Linux x86 64-bit Red Hat

次のオペレーティング・システム・バージョンのいずれか

  • Red Hat Enterprise Linux 4.0

  • Red Hat Enterprise Linux 5.0

Linux x86 64-bit SUSE

SUSE Linux Enterprise Server 10.0

Oracle Enterprise Linux x86

次のオペレーティング・システム・バージョンのいずれか

  • Oracle Enterprise Linux 4.0

  • Oracle Enterprise Linux 5.0

Oracle Enterprise Linux x86 64-bit

次のオペレーティング・システム・バージョンのいずれか

  • Oracle Enterprise Linux 4.0

  • Oracle Enterprise Linux 5.0


12.1.2.2 ソフトウェア要件の確認

システムが最小要件を満たしていることを確認するには、次の手順を実行します。

  • インストールされているAIXのバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # oslevel -r
    
  • インストールされているHP-UX PA-RISCのバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # uname -a
    
  • インストールされているSolaris Operating System(SPARC)のバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # uname -r
    
  • インストールされているLinux x86のディストリビューションとバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # cat /etc/issue
    
  • インストールされているLinux x86 64-bitのディストリビューションとバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # cat /proc/version
    

12.1.2.3 動作保証済の構成

ゲートウェイでは、DB2/UDB、DB2/OS390およびDB2/400がサポートされます。サポートされる最新のバージョンについては、OTN Webサイトの次の資料を参照してください。

http://otn.oracle.com/products/gateways/pdf/mainframe_certification.pdf

12.2 Oracle Universal Installerの実行手順

次のコマンドでインストーラを起動します。

$ ./runInstaller

表12-3に、Oracle Database Gateway for DRDAのインストール手順を示します。

表12-3 Oracle Universal Installer: ゲートウェイのインストール手順

画面 操作

Oracle Universal Installer: ようこそ

「次へ」をクリックします。

Oracle Universal Installer: ホームの詳細の指定

「名前」フィールドにインストールの名前を指定します。「ホームの詳細の指定」画面の「名前」フィールドのデフォルト設定を編集せずに使用することもできます。

「ホームの詳細の指定」画面の「パス」フィールドで、インストール先を指定します。「パス」フィールドのパス指定を編集する必要はありません。このフィールドのデフォルト設定では、ORACLE_HOMEが示されています。「ホームの詳細の指定」画面の各フィールドを必要に応じて設定したら、「次へ」をクリックして続行します。インストール・メディアから必要な情報がロードされると、Oracle Universal Installerの「使用可能な製品」画面が表示されます。

Oracle Universal Installer: 使用可能な製品コンポーネント

a. 「Oracle Database Gateway for DRDA 11.1.0.6.0」を選択します。

b. 「次へ」をクリックします。

Oracle Universal Installer: サマリー

インストールの「サマリー」画面では、現在のインストールにおけるオプションおよびコンポーネントのツリー・リストを確認できます。「インストール」をクリックしてインストールを開始します。

Oracle Net Configuration Assistant: ようこそ

「取消」をクリックします。

Oracle Net Configuration Assistant:

「はい」をクリックします。

Oracle Universal Installer: 構成ツール

「終了」をクリックします。

終了

Oracle Universal Installerの最後の画面は、「インストールの終了」画面です。「終了」をクリックしてインストーラを終了します。