Oracle Database Gatewayインストレーションおよび構成ガイド 11gリリース1(11.1) for AIX 5L Based Systems(64-bit), HP-UX PA-RISC(64-bit), HP-UX Itanium, Solaris Operating System (SPARC 64-bit), Linux x86, and Linux x86-64 E05708-01 |
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この章では、ハードウェアおよびソフトウェア要件に関する情報と、Oracle Database Gateway for Informixのインストール手順について説明します。
ゲートウェイをインストールするには、次の手順を実行します。
「Oracle Database Gateway for Informixのシステム要件」に記載されたハードウェアおよびソフトウェア要件をシステムがすべて満たしていることを確認します。
Oracle Universal Installerを実行します。
Oracle Universal Installerの実行方法の詳細は、「Oracle Universal Installerの実行手順」を参照してください。
Oracle Universal Installerは、ユーザーに操作項目を示すことでゲートウェイのインストール手順をガイドするメニュー駆動型のユーティリティです。操作項目とその表示される順序は、使用中のプラットフォームに応じて変化します。
Oracle Database Gateway for Informixのインストール手順の詳細は、表4-3を参照してください。
この項では、ゲートウェイのハードウェアおよびソフトウェア要件に関する情報を提供します。この項の内容は次のとおりです。
表4-1に、Oracle Database Gateway for Informixの最小ハードウェア要件を示します。
表4-1 Oracle Database Gateway for Informixのハードウェア要件
ハードウェア項目 | AIX-Based Systemの要件 | HP 9000 Series HP-UX PA-RISCの要件 | HP-UX Itaniumの要件 | Solaris Operating System(SPARC)の要件 | Linux x86の要件 | Linux x86 64-bitの要件 |
---|---|---|---|---|---|---|
一時ディスク領域 |
400MB |
400MB |
400MB |
400MB |
400MB |
400MB |
ディスク領域 |
1.5GB |
1.5GB |
1.5GB |
750MB |
750MB |
750MB |
物理メモリー* |
512MB |
512MB |
512MB |
512MB |
512MB |
512MB |
スワップ領域 |
1GB |
1GB |
1GB |
1GB |
1GB |
1GB |
プロセッサ |
IBM RS/6000 AIX-Based Systemプロセッサ |
HP 9000 Series 700または800プロセッサ(HP-UX 11.0用) |
HP Itaniumプロセッサ(HP-UX 11用) |
Sun Solaris Operating System(SPARC)プロセッサ |
x86 |
x86_64 |
* 最小スワップ領域は、1GB(またはRAMサイズの2倍)です。2GB以上のRAMを搭載したシステムでは、スワップ領域はRAMサイズの1〜2倍であればかまいません。1GB以上のメモリーを搭載したAIXシステムでは、スワップ領域を2GBより大きくしないでください。
システムが最小要件を満たしていることを確認するには、次の手順を実行します。
物理RAMサイズを確認するには、次のいずれかのコマンドを入力します。
オペレーティング・システム | コマンド |
---|---|
AIX | # /usr/sbin/lsattr -E -l sys0 -a realmem |
HP-UX PA-RISC | # /usr/sbin/dmesg | grep "Physical:" |
HP-UX Itanium | # /usr/contrib/bin/machinfo | grep -i Memory |
Solaris(SPARC) | # /usr/sbin/prtconf | grep "Memory size" |
Linux x86 | # grep MemTotal /proc/meminfo |
Linux x86 64-bit | # grep MemTotal /proc/meminfo |
システムに搭載されている物理RAMのサイズが必要なサイズ未満の場合、作業を続行する前にメモリーを追加する必要があります。
構成済のスワップ領域サイズを確認するには、次のいずれかのコマンドを入力します。
オペレーティング・システム | コマンド |
---|---|
AIX | # /usr/sbin/lsps -a |
HP-UX PA-RISC | # /usr/sbin/swapinfo -a |
HP-UX Itanium | # /usr/sbin/swapinfo -a |
Solaris(SPARC) | # /usr/sbin/swap -s |
Linux x86 | # grep SwapTotal /proc/meminfo |
Linux x86 64-bit | # grep SwapTotal /proc/meminfo |
必要に応じて、使用しているオペレーティング・システムのドキュメントで追加のスワップ領域を構成する方法を参照してください。
/tmp
ディレクトリで使用可能なディスク領域量を確認するには、次の各コマンドを入力します。
オペレーティング・システム | コマンド |
---|---|
AIX | # df -k /tmp |
HP-UX PA-RISC | # df -k /tmp |
HP-UX Itanium | # bdf /tmp |
Solaris(SPARC) | # df -k /tmp |
Linux x86 | # df -k /tmp |
Linux x86 64-bit | # df -k /tmp |
システムで使用可能なディスク領域量を確認するには、次の各コマンドを入力します。
オペレーティング・システム | コマンド |
---|---|
AIX | # df -k |
HP-UX PA-RISC | # df -k |
HP-UX Itanium | # bdf |
Solaris(SPARC) | # df -k |
Linux x86 | # df -k |
Linux x86 64-bit | # df -k |
次の項では、Oracle Database Gateway for Informixの最小ソフトウェア要件について説明します。
表4-2に、Oracle Database Gateway for Informixに必要なオペレーティング・システムの最小バージョンを示します。使用しているオペレーティング・システムのバージョンが最小要件未満の場合、指定されたレベルに到達するようオペレーティング・システムをアップグレードしてください。
表4-2 Oracle Database Gateway for Informixのオペレーティング・システム・バージョン
オペレーティング・システム | バージョン |
---|---|
AIX |
AIX 5L Version 5.3、メンテナンス・レベル02以上 |
HP-UX PA-RISC |
HP-UX 11i v2(11.23)またはHP-UX 11i v3(11.31) |
HP-UX Itanium |
HP-UX 11i v2(11.23)またはHP-UX 11i v3(11.31) |
Solaris(SPARC) |
Solaris 9 Update 6以上またはSolaris 10 |
Linux x86 Red Hat |
次のオペレーティング・システム・バージョンのいずれか
|
Linux x86 SUSE |
SUSE Linux Enterprise Server 10.0 |
Linux x86 64-bit Red Hat |
次のオペレーティング・システム・バージョンのいずれか
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Linux x86 64-bit SUSE |
SUSE Linux Enterprise Server 10.0 |
Oracle Enterprise Linux x86 |
次のオペレーティング・システム・バージョンのいずれか
|
Oracle Enterprise Linux x86 64-bit |
次のオペレーティング・システム・バージョンのいずれか
|
システムが最小要件を満たしていることを確認するには、次の手順を実行します。
インストールされているAIXのバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
# oslevel -r
インストールされているHP-UX PA-RISCのバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
# uname -a
インストールされているHP-UX Itaniumのバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
# uname -a
インストールされているSolaris Operating System(SPARC)のバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
# uname -r
インストールされているLinux x86のディストリビューションとバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
# cat /etc/issue
インストールされているLinux x86 64-bitのディストリビューションとバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。
# cat /proc/version
ゲートウェイでは、Informix Dynamic Serverがサポートされます。サポートされる最新のバージョンについては、OTN Webサイトの次の資料を参照してください。
http://www.oracle.com/technology/products/gateways/pdf/certmatrix10g.pdf
表4-3に、Oracle Database Gateway for Informixのインストール手順を示します。
表4-3 Oracle Universal Installer: ゲートウェイのインストール手順
画面 | 操作 |
---|---|
Oracle Universal Installer: ようこそ |
「次へ」をクリックします。 |
Oracle Universal Installer: ファイルの場所 |
この画面の「ソース」セクションで、Oracle Universal InstallerがOracle Database Gateway for Informixをインストールするために使用するソースの場所を指定します。「パス」フィールドのファイル指定を編集する必要はありません。このフィールドのデフォルト設定では、Oracle Database Gatewayのインストール・メディアのインストーラ・ファイルが示されています。 「ファイルの場所」画面の「インストール先」セクションの「パス」フィールドで、インストール先を指定します。「パス」フィールドのパス指定を編集する必要はありません。このフィールドのデフォルト設定では、 |
Oracle Universal Installer: 使用可能な製品コンポーネント |
a. 「Oracle Database Gateway for Informix 11.1.0.6.0」を選択します。 b. 「次へ」をクリックします。 |
Oracle Database Gateway for Informix |
Informixデータベース・サーバーのホスト名: Informixデータベース・サーバーをホストするマシンのホスト名を指定します。 Informixデータベース・サーバーのポート番号: Informixデータベース・サーバーのポート番号を指定します。 Informixサーバー名: Informixサーバー名を指定します。 Informixデータベース名: Informixデータベース名を指定します。 「次へ」をクリックして続行します。 |
Oracle Universal Installer: サマリー |
インストールの「サマリー」画面では、現在のインストールにおけるオプションおよびコンポーネントのツリー・リストを確認できます。「インストール」をクリックしてインストールを開始します。 |
Oracle Net Configuration Assistant: ようこそ |
「取消」をクリックします。 |
Oracle Net Configuration Assistant: |
「はい」をクリックします。 |
Oracle Universal Installer: 構成ツール |
「終了」をクリックします。 |
終了 |
Oracle Universal Installerの最後の画面は、「インストールの終了」画面です。「終了」をクリックしてインストーラを終了します。 |